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J-GLOBAL ID:201302246452029654   整理番号:13A1935397

ミトコンドリアの脱共役蛋白質の過剰発現はトマトにおける暑熱ストレスおよびBotrytis cinereaの感染に対する耐性を供与する

Overexpression of mitochondrial uncoupling protein conferred resistance to heat stress and Botrytis cinerea infection in tomato
著者 (8件):
資料名:
巻: 73  ページ: 245-253  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: W1643A  ISSN: 0981-9428  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: フランス (FRA)  言語: 英語 (EN)
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ミトコンドリアの脱共役蛋白質遺伝子は,酸化損傷を最小化することで,植物のストレス耐性を向上する。しかし,レドックス恒常性および活性酸素種に関連する抗酸化シグナルの基本的な機構は,よくわかっていないままである。著者らはLeUCP遺伝子をトマト系統Ailsa Craigに,アグロバクテリウム-媒介法を用いて導入した。トランスジェニック系統は,PCRとサザンブロットハイブリダイゼーションを用いて,トマトゲノムへの統合を確認した。1~3コピーの導入遺伝子が,トマト核ゲノムに統合されていた。様々なトランスジェニック系統におけるLeUCPの転写は,リアルタイムPCRを用いて決定した。LeUCP過剰発現トランスジェニックトマトは対照植物と比較して,高い成長速度,クロロフィル含有量,PSII(Fv/Fm)の最大光化学効率,光化学クエンチング係数(qP)および電子伝達速度(ETR),AsAおよびプロリン含有量の増加,高いAsA/DHA比率およびGalLDH活性,ROS蓄積の減少,そして暑熱ストレス耐性の増強を示した。トランスジェニックトマト植物はまた,死体栄養性菌類Botrytis cinereaに対する耐性の,顕著な増加を示した。総括すると,著者らの結果は,LeUCPがレドックスレベルや抗酸化能力の増加,電子伝達速度の上昇,H2O2および脂質過酸化蓄積の低減により,植物の広範囲に渡る非生物および生物ストレスの制御において,中心となる役割を果たしていることを示唆した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  遺伝子発現  ,  菌類による植物病害  ,  植物生理学一般 

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