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J-GLOBAL ID：201302246559969617   整理番号：13A1226984

Li/Clホスフィニデノイド錯体のホスファイト置換ケトンとの反応:新規混合原子価多環P,C-配位子系をもつ錯体への接近

Reaction of Li/Cl phosphinidenoid complexes with a phosphite substituted ketone: access to complexes with a novel mixed-valence polycyclic P, C-ligand system

著者 (3件)： ABDRAKHMANOVA Liliya (Kazan Res. Centre, Russian Acad. of Sci., Kazan, RUS) ,  ESPINOSA Arturo (Universidad de Murcia, Murcia, ESP) ,  STREUBEL Rainer (Rheinischen Friedrich-Wilhelms-Univ. Bonn, Bonn, DEU)
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 42  号： 29  ページ： 10510-10514  発行年： 2013年08月07日 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Li/Clホスフィニデノイド錯体およびホスファイト官能基をもつケトンを用いた,新規の混合-原子価多環P-配位子を含んだ錯体の合成を紹介した。Li/Clホスフィニデノイドペンタカルボニルタングステン(0)錯体の二官能ホスファイト置換ケトンとの反応によって,P-P結合をもつ新規の混合-原子価多環P,C-ケージ配位子をもつタングステン錯体を生じた。配位子は,新規の構造的な特徴として,σ⁵,λ⁵-Pおよびσ³,λ³-P中心の直接結合をもつP,C-ケージ構造を有した。さらに,量子化学計算によって,異常な生成物形成経路が示され,カルボニル炭素原子でのホスフィニデノイドりんの初期求核攻撃ではじまる,P-ケージ配位子の形成を生じる多重ステップ反応メカニズムへのはじめての洞察が得られた。

シソーラス用語： *ホスフィド錯体 ,  *混合原子価錯体 ,  ケトン ,  *タングステン錯体 ,  カルボニル錯体 ,  ホスフィン錯体 ,  *リチウム錯体 ,  超分子構造 ,  計算 ,  分子構造 ,  クロロ錯体
準シソーラス用語： かご構造 ,  *ホスフィニデン錯体 ,  多環化合物 ,  量子化学計算

分類 (2件)： 第6族,第7族元素の錯体  (CE01080F) ,  有機りん化合物  (CF08040N)

物質索引 (2件)： 3,3,5-トリメチル-7-[ビス(トリメチルシリル)メチル]-1-ホスファ(V)-2,6,1′,3′-テトラオキサ-7-ホスファスピロ[ビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1,2′-インダン] ,  3,3,5-トリメチル-7-(2,3,4,5-テトラメチル-2,4-シクロペンタジエニル)-1-ホスファ(V)-2,6,1′,3′-テトラオキサ-7-ホスファスピロ[ビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1,2′-インダン]

タイトルに関連する用語 (9件)： Li ,  Cl ,  錯体 ,  ホスファイト ,  置換 ,  ケトン ,  混合原子価 ,  配位子 ,  接近