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J-GLOBAL ID:201302246599223740   整理番号:13A1468913

硝酸ラジカルとHNO及びHONOの反応機構に関する理論的研究

Theoretical Study on the Reaction Mechanism of Nitrate Radical with HNO and HONO
著者 (5件):
資料名:
巻: 70  号: 24  ページ: 2543-2548  発行年: 2012年 
JST資料番号: H0391B  ISSN: 0567-7351  CODEN: HHHPA4  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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NO_3ラジカルは,大気中夜間の主要なオキシダントとして知られている。そして,大気化学において重要な役割を果たしている。最近,RDXの分解プロセスにおいて,NO_3ラジカルが形成されると報じられているが,これまでに実験では検出されていない。その考えられる理由は,NO_3ラジカルが一度形成されると,RDX又は幾つかのRDX分解生成物と反応してしまうからであろう。本研究において,NO_3ラジカルと2種類のRDX分解生成物(HNO及びHONO)の2分子反応を計算化学法によって,理論的に初めて検討した。そして,B3LYP/6-311++G(d,p)レベルで最適化した幾何構造パラメータに基づくCCSD(T)/6-311++G(d,p)理論的方法を使って,その反応機構を検討した。酸素引き抜き及び水素引き抜きなどの2通りの反応に対して,同じ機構を考案した。2通りの反応に対して2種類の反応経路が同等に重要であった。それは,本研究で得た障壁の高さが類似していたからであった。NO3+HNO反応の2種類の経路は,それぞれ2種類の生成物,HNO_2+NO_2及びHNO3+NOを生成させることができた。一方,NO_3+HONOの反応からは,HNO_3+NO_2のみが生成しただけであった。2通りの反応は高さの低い障壁で進行した(それぞれ0~0.5kcal/mol,及び15.9~18.5kcal/mol)。それらはRDX分解反応及びNO_3形成反応の障壁よりも相当低かった。更に,その諸結果は,NO_3ラジカルとHNOの反応は障壁が無く,発熱反応であるので,エネルギー的に起こり得ることを暗示していた。その反応は,RDXの分解過程の間,NO_3ラジカルが消失した原因であるかもしれなかった。更に,同じ方法を使って,HNOとHONOの異性化反応も検討したところ,これら2種類の異性化反応に対して,水素原子の分子間移動機構であることが分った。本研究は,引き続いて動力学的研究をするためのパラメータ提供に必要な先駆け的研究であり,将来の実験的検討に向けて勇気付けしよう。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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反応工学,反応速度論 
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