抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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快適な視環境を構築する上で,人の顔は重要な視対象であり,その輝度分布は一般に複雑なパターンを示す。その見え方の指標としてフラクタル次元が提案されている。また,ディジタルスチルカメラ測光法により測定された輝度分布のフラクタル次元は,照明用光源の取り付け角(鉛直角)に依存することも示されている。ここでは,無圧縮形式とJPEG形式で保存した画像情報を基にフラクタル次元と画像圧縮との関係を検討した。光源の鉛直角をパラメータとした実験も行った。その結果,画像情報圧縮の有無は顔面輝度分布のフラクタル性に影響を及ぼさないことを明らかにした。また,圧縮率の増加とともにフラクタル次元が減少することを示した。また,狭い画像領域では空間高調波除去の影響が大きくなり,画像圧縮率がフラクタル次元にかなり影響することも見出した。