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J-GLOBAL ID：201302247234405764   整理番号：13A1637114

光の量子性を利用した計測限界の打破 標準量子限界を打ち破る量子受信器

Quantum Receiver Beyond the Standard Quantum Limit

著者 (6件)： 和久井健太郎 (情報通信研究機構) ,  辻野賢治 (情報通信研究機構) ,  辻野賢治 (東京女医大) ,  泉秀蕗 (情報通信研究機構) ,  武岡正裕 (情報通信研究機構) ,  佐々木雅英 (情報通信研究機構)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 42  号： 10  ページ： 506-511  発行年： 2013年10月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 量子受信器の成立過程や概念,および最近の研究動向について紹介した。量子受信器とは,光の量子力学的性質を積極的に利用することで標準量子限界を超える受信性能を有する受信器である。量子信号の識別法やコヒーレント通信における限界を説明し,変位操作と光子検出を利用した量子受信器を示した。BPSK信号の最適化受信器の実現法やショット雑音を超える量子受信器の実験結果なども示した。フィードバック操作を導入した量子受信器を利用することで,標準量子限界を超えてヘルストローム限界に迫るビット誤り率を実現できることを指摘した。

シソーラス用語： コヒーレント通信 ,  フィードバック ,  誤り率 ,  ショット雑音 ,  BPSK ,  *受信機 ,  検出限界 ,  量子非破壊測定 ,  *光子計数 ,  通信方式 ,  量子光学 ,  量子限界 ,  量子通信
準シソーラス用語： ビット誤り率

分類 (1件)： 量子光学一般  (BD04010X)

引用文献 (26件)：

• HO, K. -P. Phase-Modulated Optical Communication Systems. 2005
• HELSTROM, C. W. Quantum Detection and Estimation Theory. 1976
• 松岡正浩. 量子光学. 1996
• YUEN, H. P. Noise in homodyne and heterodyne detection. Opt. Lett. 1983, 8, 177-179
• 佐々木雅英(監修). 量子情報通信. 2006

タイトルに関連する用語 (6件)： 量子 ,  計測 ,  限界 ,  標準 ,  量子限界 ,  受信器