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J-GLOBAL ID：201302247251859078   整理番号：13A0159693

面心立方構造を持つCs₃C₆₀におけるMott状態と超伝導:圧力下における¹³³Cs-核磁気共鳴による研究

The Mott State and Superconductivity in Face-Centred Cubic Structured Cs₃C₆₀: A ¹³³Cs-Nuclear Magnetic Resonance Study under Pressure

著者 (7件)： KAWASAKI Shinji (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  FUKUI Junji (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  MOTOYAMA Takeshi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  SUZUKI Yuta (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  SHIBASAKI Seiji (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  ZHENG Guo-Qing (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  ZHENG Guo-Qing (Beijing National Lab. Condensed Matter Physics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 82  号： 1  ページ： 014709.1-014709.6  発行年： 2013年01月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過去20年間に亘って,フレライドは銅酸化物以外の高温(T_c)超伝導体の原材料として研究されてきた。Cs₃C₆₀における超伝導と隣り合わせてMott絶縁体状態があるという最近の発見は,重い電子系化合物,高温超伝導銅酸化物,2次元有機導体,および鉄ニクタイドと同じように,磁性がフレライドのT_cを上昇させるのに役立つことを示唆している。即ち,フレライドではMott絶縁体と超伝導の間の結合が起こり,Bardeen-Cooper-Schriefferの枠組みを越えた機構を生じさせ得る,という考え方が芽生えている。しかし,Cs₃C₆₀におけるMott状態と超伝導の関係は,依然として論争中である。圧力下での核磁気共鳴測定から,Cs₃C₆₀における磁性と超伝導は競合する秩序であることが分かった。従来の報告とは異なり,Cs₃C₆₀結晶におけるMott状態と金属状態への相分離によって,圧力下における基底状態の変化を系統的に研究することができる。注意深い実験から,磁気秩序の阻止が面心Cs₃C₆₀結晶における超伝導には不可欠で,この系における更に高いT_cを見出すための基本的な策略であることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 結晶構造 ,  *圧力効果 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  *誘電体 ,  *フラーレン ,  *ドーピング ,  セシウム ,  Curie温度 ,  包接化合物 ,  *超伝導 ,  相分離
準シソーラス用語： *Mott絶縁体 ,  セシウム133NMR ,  面心立方構造

分類 (1件)： その他の超伝導体の物性  (BM04025Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 面心立方構造 ,  Cs3C60 ,  超伝導 ,  核磁気共鳴 ,  研究