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J-GLOBAL ID:201302247905207423   整理番号:13A1888466

遊離脂肪酸およびそれらのアナログによるヒトカテリシジンLL-37の差異的調節

Differential regulation of human cathelicidin LL-37 by free fatty acids and their analogs
著者 (8件):
資料名:
巻: 50  ページ: 129-138  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: W0486A  ISSN: 0196-9781  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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LL-37は直接的な抗菌活性や免疫調節活性を持つヒトにおける単一カテリシジン宿主防御ペプチドである。LL-37合成の特異的調節は,疾患の制御と予防に対する新しい非抗生物質手法として現れつつある。短鎖脂肪酸,特に酪酸塩は,炎症を起こすことなくLL-37遺伝子発現を強く誘導することが最近見出された。ここで筆者等は更に,リアルタイムRT-PCRによりヒトHT-29結腸上皮細胞およびU-937単球細胞における幅広い範囲の飽和遊離脂肪酸およびそれらの誘導体のLL-37誘導効率を評価した。驚いたことに,5~7の炭素を伴う吉草酸塩,ヘキサン酸塩,そしてヘプタン酸塩が,両細胞型においてLL-37遺伝子発現の促進に関し,4-炭素酪酸塩よりも強力であることを明らかにした。7炭素よりも長い,あるいは4炭素よりも短い遊離脂肪酸はLL-37発現に関し僅かな効果のみ示した。脂肪鎖あるいはカルボン酸基の修飾を伴う一連の脂肪酸誘導体を用いた研究は,酪酸ナトリウムと同程度のLL-37誘導活性を持つ,酪酸ベンジル,酪酸トランスシンナミル,三酪酸グリセリル,および酪酸フェネチルといった幾つかのアナログを産み出した。他方,反応性はあるものの,短い,および中程度の鎖長の脂肪酸の無水誘導体はLL-37誘導において対応する遊離脂肪酸と同じくらい強力である。従って,これらの新しく同定した,LL-37合成を増強する強い能力を持つ遊離脂肪酸とそれらのアナログは抗菌治療のための免疫を増大させる栄養補助食品として有望かもしれない。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  脂質の代謝と栄養 
タイトルに関連する用語 (5件):
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