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J-GLOBAL ID:201302248007695604   整理番号:13A0818231

子宮内膜がんの総合的なゲノム特性解析

Integrated genomic characterization of endometrial carcinoma
著者 (40件):
資料名:
巻: 497  号: 7447  ページ: 67-73  発行年: 2013年05月02日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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我々はアレイ法と塩基配列解読法に基づく技術を用いて,子宮内膜がんの373検体を対象に,ゲノム,トランスクリプトームおよびプロテオームの総合的な特性解析を行った。子宮漿液性腫瘍と,高悪性度の類内膜腫瘍の約25%には,多数のコピー数変化があり,DNAメチル化の変化は少なく,エストロゲン受容体/プロゲステロン受容体の発現量が低く,TP53変異の頻度は高かった。類内膜腫瘍の大半では,コピー数変化やTP53の変異はあまりないが,PTEN,CTNNB1,PIK3CA,ARID1A,KRASに変異が多く,SWI/SNF型クロマチンリモデリング複合体遺伝子ARID5Bには新規変異が見られた。我々が同定した一群の類内膜腫瘍では,トランスバージョン変異頻度の顕著な増加が見られ,POLEのホットスポット変異が新たに同定された。今回の結果から,子宮内膜がんは次の4つのカテゴリーに分類できる。すなわち,POLE超高頻度変異型,マイクロサテライト不安定化高頻度変異型,低コピー数型および高コピー数型である。子宮漿液性がんのゲノム特性は,卵巣漿液性がんや基底膜細胞型乳がんと共通していた。したがって,子宮内膜がんのゲノム特性から再分類が可能なことは明らかであり,こうした再分類は女性の悪性腫瘍患者の術後補助療法に影響を及ぼすものと考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (3件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  女性生殖器と胎児の腫よう  ,  遺伝学研究法 
タイトルに関連する用語 (4件):
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