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J-GLOBAL ID：201302248315821777   整理番号：13A1514832

カフェイン酸フェネチルエステルは小眼球症関連転写因子のトランスアクチベーション活性を抑制することでホルモン誘発メラニン合成を抑制するアルファ-メラニン細胞を阻害する

Caffeic Acid Phenethyl Ester Inhibits Alpha-Melanocyte Stimulating Hormone-Induced Melanin Synthesis through Suppressing Transactivation Activity of Microphthalmia-Associated Transcription Factor

著者 (6件)： LEE Ji-Yeon (Pusan National Univ., Gyeongnam, KOR) ,  CHOI Hee-Jung (Pusan National Univ., Gyeongnam, KOR) ,  CHUNG Tae-Wook (Sungkyunkwan Univ., Kyungki-do, KOR) ,  KIM Cheorl-Ho (Sungkyunkwan Univ., Kyungki-do, KOR) ,  JEONG Han-Sol (Pusan National Univ., Gyeongnam, KOR) ,  HA Ki-Tae (Pusan National Univ., Gyeongnam, KOR)
資料名： Journal of Natural Products  (Journal of Natural Products)
巻： 76  号： 8  ページ： 1399-1405  発行年： 2013年08月 
JST資料番号： C0012B  ISSN： 0163-3864  CODEN： JNPRDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 抗炎症作用を持つことで知られているカフェイン酸フェネチルエステル(1)のメラニン形成への影響を調べた。培養B16-F10黒色腫細胞中で化合物1はメラニン形成酵素であるチロシナーゼ,TRP-1およびTRP-2の発現を抑制したが,酵素活性そのものは阻害しなかった。MITFのシグナル伝達における上流域の酵素cREB,GSK-3β,Aktも化合物1の影響を受けなかった。また,化合物1は小眼球症転写因子(MITF)の発現や核内移行には影響を与えないがトランス活性化作用の低下に関与するチロシナーゼ発現を抑制した。プロモータレポーターとクロマチン免疫沈澱法により,化合物1はMITFのDNA結合活性を直接阻害すると推測できた。

シソーラス用語： *DNA結合タンパク質 ,  *転写因子 ,  *生合成 ,  消炎作用 ,  腫瘍細胞 ,  細胞情報伝達 ,  *ウイルスタンパク質 ,  酵素阻害 ,  結合 ,  不飽和カルボン酸 ,  *カルボン酸エステル ,  アルコール ,  芳香族化合物
準シソーラス用語： DNA結合 ,  シグナル伝達 ,  チロシナーゼ阻害 ,  *トランス活性化因子 ,  メラニン形成 ,  抗炎症作用 ,  黒色腫細胞 ,  *脂肪族カルボン酸エステル ,  小眼球症関連転写因子

分類 (3件)： 代謝一般  (EB02030C) ,  脂肪族カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物・アシルペルオキシド  (CF03210P) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (4件)： 3,4-ジヒドロキシけい皮酸 ,  β-ヒドロキシエチルベンゼン ,  カフェイン酸フェネチルエステル ,  trans-けい皮酸フェネチル

タイトルに関連する用語 (9件)： カフェイン酸フェネチルエステル ,  小眼球症関連転写因子 ,  トランスアクチベーション ,  活性 ,  ホルモン ,  誘発 ,  メラニン ,  メラニン細胞 ,  阻害