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J-GLOBAL ID:201302248351493719   整理番号:13A0818239

がん治療に対する獲得抵抗性についての血漿DNA塩基配列解読による非侵襲的解析

Non-invasive analysis of acquired resistance to cancer therapy by sequencing of plasma DNA
著者 (25件):
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巻: 497  号: 7447  ページ: 108-112  発行年: 2013年05月02日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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がんはクローン進化と選択の結果として,全身的治療に対する抵抗性を獲得する。治療の結果としてのゲノム進化を調べるために繰り返し生検を行うことは,困難かつ侵襲的であり,また,腫瘍内の不均一性により紛らわしい結果が出る可能性がある。最近の研究で,固形がんにおけるゲノム変化は,がん細胞から血漿に放出された循環血中無細胞性腫瘍DNAの大量平行塩基配列解読により特徴を明らかにできることが示されており,これは非侵襲的な液体生検(liquid biopsy)法の1つである。本論文では,連続的に採取した血漿検体でがんエキソームの塩基配列解読を行い,治療に応答した転移がんのゲノム進化を追跡したことを報告する。乳がん,卵巣がんおよび肺がんの進行がん患者6人を1~2年以上にわたって追跡した。どの症例でも,感度を高めるために腫瘍変異を有する対立遺伝子の血漿中の割合が高くなる時点を選んで,複数の治療クールにまたがって2~5回(トータルで19回)血漿検体を採取し,エキソーム塩基配列解読を行った。2症例については,同時に生検の解析も行い,血漿中の腫瘍ゲノムがゲノム全体を反映していることを確認した。血漿中の対立遺伝子の割合を定量することで,治療抵抗性の出現に関連して変異対立遺伝子の出現量が増加することが明らかになった。このような変異には,パクリタキセル治療後のPIK3CA(phosphatidylinositol-4,5-bisphosphate3-kinase,catalytic subunit alpha)の活性化変異,シスプラチン治療後のRB1(retinoblastoma1)の切断型変異,タモキシフェンおよびトラスツズマブ併用治療後のMED1(mediator complex subunit1)の切断型変異と,同じ患者でその後行われたラパチニブ治療後のGAS6(growth arrest-specific6)のスプライシング変異,ゲフィチニブ治療後のEGFR(上皮増殖因子受容体,T790M)の抵抗性付与変異などがあった。...Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  分子遺伝学一般 
物質索引 (4件):
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