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J-GLOBAL ID：201302248531761991   整理番号：13A1886133

トランスグルタミナーゼ-2はTGFβ1で活性化された筋線維芽細胞においてYボックス1(YB-1)翻訳調節蛋白質のカルシウムで調節される架橋を仲介する

Transglutaminase-2 Mediates Calcium-Regulated Crosslinking of the Y-Box 1 (YB-1) Translation-Regulatory Protein in TGFβ1-Activated Myofibroblasts

著者 (4件)： WILLIS William L. (Ohio State Univ., Ohio) ,  HARIHARAN Seethalakshmi (Ohio State Univ., Ohio) ,  DAVID Jason J. (Ohio State Univ., Ohio) ,  STRAUCH Arthur Roger (Ohio State Univ., Ohio)
資料名： Journal of Cellular Biochemistry  (Journal of Cellular Biochemistry)
巻： 114  号： 12  ページ： 2753-2769  発行年： 2013年12月 
JST資料番号： D0326B  ISSN： 0730-2312  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TGFβ1で誘導される筋線維芽細胞分化時の平滑筋αアクチン(SMαA)蛋白質発現の増加は,SMαA mRNA結合活性を示すYB-1のオリゴマ形成を伴うことを明らかにした。変性SDS-PAGEの結果から,YB-1オリゴマは共有結合で架橋されていることが示唆された。YG-1は,カルシウムとトランスグルタミナーゼ-2(TG2)存在下でオリゴマを形成することを明らかにした。TGFβ1による筋線維芽細胞分化は,75-250kDaの範囲のYB-1のサイズバリアントの発現の増加を伴い,高分子量のYB-1オリゴマ形成はTG2反応部位阻害剤であるシスタミンにより阻害された。TG2は,活性酸素に応答して,カルシウム依存的にγ-グルタミル-イソペプチド共有結合の形成を触媒した。活性酸素拮抗薬であるジフェニレンヨードニウムは,YB-1の架橋を阻害した。siRNAによるTG2蛋白質発現の阻害は,YB-1の架橋を阻害した。YB-1サイズバリアントはTGFβ1の制御下でSMαAmRNAの翻訳サイレンシングエレメントに結合した。SMαA mRNAのエクソン3翻訳サイレンシングエレメントは,TG2で仲介されるYB-1の架橋を促進し,SMαA陽性筋線維芽細胞においてYB-1オリゴマを捕捉した。TG2は,YB-1オリゴマの形成と解離を仲介した。結果から,創傷で活性化された筋線維芽細胞における細胞内カルシウム蓄積と過酸化ストレスは,創傷治癒時にYB-1のTG2で仲介される架橋を介してSMαA mRNAの翻訳活性に影響を与える可能性を示唆した。

シソーラス用語： *トランスグルタミナーゼ ,  *DNA結合タンパク質 ,  核構成タンパク質 ,  *転写因子 ,  TGFβ ,  *筋細胞 ,  *線維芽細胞 ,  オリゴマ化 ,  SDS-PAGE ,  遺伝的調節 ,  アクチン ,  架橋【高分子】 ,  ウェスタンブロット法 ,  活性酸素 ,  カルシウム ,  創傷治癒
準シソーラス用語： TGFβ1 ,  *YB-1 ,  αアクチン ,  イムノブロット法 ,  *トランスグルタミナーゼ2 ,  ヒト肺線維芽細胞 ,  *筋線維芽細胞 ,  肺線維芽細胞 ,  翻訳調節

分類 (3件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  筋肉  (EJ10020G)

タイトルに関連する用語 (12件)： トランスグルタミナーゼ ,  TGFβ1 ,  活性化 ,  筋線維芽細胞 ,  ボックス ,  YB-1 ,  翻訳 ,  調節蛋白質 ,  カルシウム ,  調節 ,  架橋 ,  仲介