文献
J-GLOBAL ID:201302249042728074   整理番号:13A0318669

Cryphonectria parasiticaにおいてCpBir1は分生子形成,病原性と抗アポトーシス効果に必要でありハイポウイルス伝播に影響を与える

CpBir1 is required for conidiation, virulence and anti-apoptotic effects and influences hypovirus transmission in Cryphonectria parasitica
著者 (10件):
資料名:
巻: 51  ページ: 60-71  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: W0857A  ISSN: 1087-1845  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
アポトーシス阻害蛋白質(IAP)は単細胞の酵母や後生動物アポトーシスの制御に極めて重要である。全てのIAPは抗アポトーシス活性に必須な1~3個のバキュロウイルスIAPリピート(BIR)ドメインを含有する。2つのBIRドメインを持つIAPのホモログCpBir1はクリ胴枯れ病真菌Cryphonectria parasiticaゲノムから最近同定された。CpIAPを遺伝子置換により除去し,ΔIAPの表現型を特徴づけた。CpBir1はハイポウイルス感染により著しくダウンレギュレーションされ,H2O2でアップレギュレーションされた。Saccharomyces cerevisiaeのBir1pと同様に,Cpbir1変異体はH2O2に感受性で,CpBir1の構成的過剰発現はH2O2への耐性を増大した。Cpbir1変異体も,空中菌糸形成,コロニー増殖,菌糸体の形態学,分生子形成,色素沈着,ストレス状態と病原性耐性の欠損を示した。無傷のCpbir1による遺伝的相補性は,全てのこれら欠損表現型を完全に回復した。CpBir1-eGFP融合蛋白質は,若い培養物では核に局在化したが,古い培養物では細胞質で見いだされ,CpBir1局在パターンが抗アポトーシス過程と相関する可能性を示唆した。Cpbir1欠失変異株の活性酸素種(ROS)の蓄積増大もCpBir1の抗アポトーシス機能を支持する。選択された5つのC.parasitica栄養体親和性(vc)型において,Cpbir1欠損はCpbir1変異体間のウイルス伝播を遮断することを見いだした。しかしながら,ハイポウイルスに感染したCpbir1変異体は,感染した野生型株と同様のウイルス遊離分離株へのウイルス伝播能力を示した。クリ胴枯れ病真菌C.parasiticaにおいてCpbir1は,ハイポウイルス感染でダウンレギュレーションされ,ハイポウイルス伝播に影響を与えると同時に分生子形成,病原性と抗アポトーシスに必要なIAP CpBir1をコードすることを明らかにした。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  菌類による植物病害 

前のページに戻る