抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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埋立地からの長期間のメタン排出は一次減衰(FOD)で予測するが,計算を行うために気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で決められたメタン発生可能量とメタン発生速度の初期設定された係数を一般的に使用する。しかし,これらの係数は理想的な定常状態のもとで導出されており,実施の埋立地の条件ではないため,以前の研究において,これらの係数の中に多くの不確実性が存在することを実証した。本研究では,地域に特有な条件を考慮することによる,より正確な長期間のメタン発生を予測するための新しい方法により,FODモデルの係数を推定した。新しい方法では,実際の埋立地の条件下での年代が明確な試料を日本の北海道(寒冷地域)で収集し,年代が明確な廃棄物試料のメタン発生可能量に関する時系列データをFODモデルの係数を推定するために使用した。紙と食品廃棄物の分解係数はそれぞれ0.050 L/y,0.062 L/yであり,メタン発生可能量はそれぞれ廃棄物湿重量1グラム当たり214.4 mL/g,126.7 mL/gであった。これらの係数をIPCCで提案された初期設定値の係数と比較した。食品廃棄物の分解係数は初期設定値より小さかったが,他の係数は初期設定係数の範囲内であった。メタン発生を計算するための新しい係数を使用して,埋立地からの長期間のメタン排出の推定値は1.35×10
4 m
3-CH
4であり,これは都市における全部の二酸化炭素排出(5.34×10
5 t-CO
2/y)の約2.53%に相当した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.