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J-GLOBAL ID:201302249903681872   整理番号:13A1891389

土壌pH調整用粉末硫黄を利用した畜舎排水の脱窒処理実証試験

A demonstrated operation of a swine wastewater denitrification reactor filled with commercial sulfur powder used as soil pH conditioner
著者 (4件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 459-465  発行年: 2013年11月25日 
JST資料番号: F0902B  ISSN: 1346-907X  CODEN: NICKA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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土壌pH調整用資材である粉末硫黄を利用した硫黄脱窒法について,養豚農家で簡易構造の脱窒リアクターを用いて実証試験を行い,リアクターの性能評価を行った。リアクターは水容積約23Lで水深15cmとし,底面全体に親水化処理した粉末硫黄を乾燥重量で5kg(見かけ容積約5L,層厚3.3cm)充填して,原水を一端から他端へ自然流下で流出させた。原水として養豚汚水の活性汚泥法処理水をNOx-N負荷量約0.6kg-N/m3・日で流入させたところ,脱窒率は21日目で約52%に達し,水質汚濁防止法の規制項目である硝酸性窒素の一律排水基準100mg/Lまで低下した。脱窒に伴い硫酸態硫黄の生成も生じた。アンモニアの硝化は見られなかったことから,リアクター液中に溶存酸素は存在しなかったと考えられ,この硫黄酸化は脱窒に由来することが示唆された。以上の結果,本リアクターは畜産現場での簡易脱窒処理へ利用可能と推定された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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農業廃棄物の廃水処理 
引用文献 (11件):
  • 陳 昌淑,田中康男. 2001.硫黄酸化反応による畜舎汚水の窒素除去と脱色.用水と廃水43,1053-1059.
  • 古米弘明,尾林 寿,藤田賢二.1996.硫黄脱窒作用を利用した生物濾過による硝酸性窒素の除去.水環境学会誌19,715-723.
  • 長谷川輝明,田中康男.2012.チオ硫酸ナトリウムを利用した畜産排水の窒素低減技術.日本畜産環境学会誌11,46-55.
  • 井出哲也.1990.水処理工学.第2版.技報堂出版,東京.
  • 池本良子,山下恭広,金子えりか.2007. 独立栄養および従属栄養脱窒細菌が共存する脱窒槽における硫黄の蓄積.環境工学研究論文集44,597-604.
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