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J-GLOBAL ID：201302250515135422   整理番号：13A1408716

バイオマス変幻自在 膜分離法によるバイオブタノール精製技術の開発

著者 (3件)： 根岸秀之 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門) ,  池上徹 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門) ,  榊啓二 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 77  号： 9  ページ： 629-631  発行年： 2013年09月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 植物を原料として生産されるバイオ燃料は,石油依存度の低減およびCO₂排出量削減に貢献する再生可能エネルギーである。一般的にはバイオエタノール(C,H,OH)がよく知られているが,バイオブタノール(n-C,H,OH)の工業生産も1900年代頃から,でん粉などを原料として大規模に生産され,ゴムの原料や航空燃料として利用されていた。戦後の石油化学工業の発達によりバイオブタノール生産は衰退していたが,近年になって再び注目されるようになってきた。バイオ燃料の生産では,原料の耕作,収穫,輸送,発酵,無水化といった多くの工程が必要であるが,得られるエネルギーよりも,製造工程に投入するエネルギーを低くしないと普及しない。本稿では,バイオブタノールの燃料特性と省エネルギー型膜分離技術について紹介した。バイオブタノールの特徴,膜分離法によるブタノールの濃縮,発酵液成分の膜分離への影響などについて解説した。

シソーラス用語： バイオマス ,  膜分離 ,  脂肪族アルコール ,  生物燃料 ,  *精製 ,  技術開発 ,  アルコール燃料 ,  省エネルギー ,  濃縮 ,  発酵液 ,  Clostridium ,  木質材料 ,  セルロース ,  *パーベーパレーション ,  相分離 ,  木質バイオマス
準シソーラス用語： *バイオブタノール ,  二相分離

分類 (1件)： 膜分離  (XD02120Z)

物質索引 (1件)： ブタノール

引用文献 (13件)：

• OUDSHOORN, A. Ind. Eng Chem. Res. 2009, 48, 7325-7336
• 榊啓二. 環境浄化技術. 2009, 8, 7, 20-24
• NEDO. 平成20年度調査報告書, セルロース系バイオマスを原料とするブタノールの生産技術及び利用に関する最新動向調査. 2009
• 山本昌平. 日本機械学会論文集. 2013, 79, 799, 380-389
• 池上徹. パトロテック. 2012, 35, 2, 106-110

タイトルに関連する用語 (5件)： バイオマス ,  膜分離 ,  バイオブタノール ,  精製 ,  開発