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J-GLOBAL ID:201302250804714252   整理番号:13A1121367

重症マラリアには内皮プロテインC受容体への原虫の結合が関係している

Severe malaria is associated with parasite binding to endothelial protein C receptor
著者 (16件):
資料名:
巻: 498  号: 7455  ページ: 502-505  発行年: 2013年06月27日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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小児の重症マラリアでは毎年約100万人が死亡しているが,発症のきっかけとなる重要な事象は,熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)が感染した赤血球が宿主血管内に隔離されることである。こうした隔離は,PfEMP1(P.falciparum erythrocyte membrane protein1)ファミリーに属するタンパク質と血管内皮上にある受容体との特異的結合を介して起こる。小児の重症マラリアには,PfEMP1のDC(domain cassette)8とDC13を含む特異的サブタイプの発現が関係しているが,これらのタンパク質を発現している原虫が結合する内皮受容体は明らかになっていない。今回我々は,活性化プロテインCの細胞防御作用を仲介する内皮プロテインC受容体(EPCR)が,PfEMP1のDC8およびDC13が結合する内皮受容体であることを明らかにした。EPCRとの結合は,DC8およびグループA PfEMP1サブファミリーのアミノ末端にあるシステインリッチドメイン間領域(CIDRα1)を介して起こり,CIDRα1はプロテインCのEPCRへの結合を妨げる。PfEMP1が持つこのような接着性は,熱帯熱マラリア原虫の細胞接着と,抗凝固経路や内皮細胞保護経路に関わる宿主受容体とを結びつけており,マラリアの病理の解明や新しいマラリア治療法の開発に関係がある。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (2件):
分類
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感染症・寄生虫症一般  ,  細胞膜の受容体 
タイトルに関連する用語 (5件):
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