文献

J-GLOBAL ID：201302251123325343   整理番号：12A1804148

カルボキシル基を有するアクリル共重合体の誘導体化とDOSYによる分析

Analysis of Acrylic Copolymers Containing Carboxyl Groups by the Derivatization Technique and DOSY

著者 (3件)： 曽我部啓介 (徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部) ,  曽我部啓介 ((株)カネカテクノリサーチ) ,  右手浩一 (徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 69  号： 7  ページ： 382-386 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 共重合モノマーとしてアクリル酸を含む二元および四元共重合体の組成の分子量依存性を ¹H Diffusion-Ordered NMR SpectroscopY(¹H DOSY)により測定した.共重合体中のアクリル酸単位を感度良く検出するために,カルボキシル基のプロトンをトリメチルシリル基に誘導した.共重合体の試料溶液に過剰量のN,O-Bis(trimethylsilyl)trifluoroacetamideを加え,そのままDOSY測定を行うという簡便な方法により,アクリル酸単位の拡散係数分布を明らかにできた.この方法を用いて,メタクリル酸メチル/アクリル酸ブチル/スチレン/アクリル酸共重合体3種類について,共重合組成の分子量依存性と共重合条件(モノマーの仕込み方法)との相関を調べた.(著者抄録)

シソーラス用語： *多元共重合体 ,  *二次元NMR ,  *拡散係数 ,  分子量 ,  化学組成 ,  *誘導体化 ,  アクリル樹脂 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ビニル化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  カルボン酸エステル ,  芳香族炭化水素 ,  カルボキシ基 ,  *DOSY
準シソーラス用語： カルボキシル基

分類 (1件)： 高分子の立体構造  (CG02031G)

物質索引 (5件)： N,O-ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド ,  アクリル酸 ,  アクリル酸ブチル ,  スチレン ,  メタクリル酸メチル

引用文献 (16件)：

• 1) K. Hatada, K. Ute, Y. Okamoto, M. Imanari, and N. Fujii, Polym. Bull., 20, 317 (1988).
• 2) L. C. M. Van Gorkom and T. M. Hancewicz, J. Magn. Reson., 130, 125 (1998).
• 3) K. Ute, R. Niimi, S. Hongo, and K. Hatada, Polym. J., 30, 439 (1998).
• 4) K. Hatada, K. Ute, T. Kitayama, M. Yamamoto, T. Nishimura, and M. Kashiyama, Polym. Bull., 21, 489 (1989).
• 5) 右手浩一, ぶんせき, 8, 459 (2002).

タイトルに関連する用語 (6件)： カルボキシル基 ,  アクリル ,  共重合体 ,  誘導体化 ,  DOSY ,  分析