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J-GLOBAL ID：201302251509058560   整理番号：13A0577213

イオン液体 特異性と普遍性

著者 (1件)： 佐藤啓文 (京大 大学院工学研究科)
資料名： CSJ Current Review  (CSJ Current Review)
号： 8  ページ： 129-134,1(3)  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： F1106A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「特異」と考えられているイオン液体を通して溶液全体の「普遍的」理解ができる。イオン液体の計算上の取扱は,静電相互作用と短距離反発力を用いるが,全原子型ではなく,原子団(united atom)や粗視化の利用が利点がある。分散力については,DFTではなくMP2法によるパラメータ決定が多い。イオン液体の構造を支配する要因として分散力の寄与が重要である。構造のヒステリシスや不規則な熱収支が観察されている。ダイナミックスと化学反応に関しては,QM/MM,RISM,RISM-SCF-SEDDを使った計算がある。イオン液体では集団としての溶媒運動を考慮する必要がある。イオン液体の挙動の複雑さの理解は物理化学を新しいステージに進める。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  構造 ,  不均質媒質 ,  不均一性 ,  構造緩和 ,  分子動力学 ,  液体論 ,  分子内力学 ,  流体論 ,  SCF法 ,  基 ,  可視化 ,  近似法 ,  van der Waals力 ,  ヒステリシス ,  *液体構造 ,  静電相互作用 ,  近距離相互作用 ,  斥力 ,  MP2法 ,  化学反応 ,  熱収支 ,  分散【dispersion】
準シソーラス用語： QM/MM法【分子力学】 ,  RISM理論 ,  ドメイン構造 ,  原子団 ,  粗視化 ,  粗視化分子動力学 ,  不均一媒体 ,  分散力

分類 (3件)： 融解塩  (CB05050R) ,  液体構造一般  (BK02010E) ,  非晶質の構造一般  (BK04010S)

タイトルに関連する用語 (3件)： イオン液体 ,  特異性 ,  普遍性