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J-GLOBAL ID：201302251525487560   整理番号：13A1159794

陽子に依存したコニフェリン輸送,木本植物のキシレン組織分化に共通する重大な輸送作用

Proton-Dependent Coniferin Transport, a Common Major Transport Event in Differentiating Xylem Tissue of Woody Plants

著者 (9件)： TSUYAMA Taku (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KAWAI Ryo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHITAN Nobukazu (Kyoto Univ., Uji, JPN) ,  MATOH Toru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SUGIYAMA Junji (Kyoto Univ., Uji, JPN) ,  YOSHINAGA Arata (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TAKABE Keiji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  FUJITA Minoru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAZAKI Kazufumi (Kyoto Univ., Uji, JPN)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 162  号： 2  ページ： 918-926  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 維管束植物にとってリグニンは,根から葉及び芽への水分の移動経路の確保,他の生物からの攻撃に対する抵抗及び圧縮強度を発揮するなど必須の物質である。木化は先ず細胞内でリグニン前駆体を生合成し,細胞膜に送ることから始まる。細胞膜でリグニン前駆体を脱水重合し,木化が完了する。本研究では被子植物のポプラや裸子植物のスギなどを使い,リグニン前駆体を細胞膜に送る機構を生化学分析で性格付けた。その結果,リグニン前駆体の輸送は液胞膜や細胞膜などが限定的に行っており,被子植物及び裸子植物どちらでも木化しつつある細胞膜内の陽子/コニフェリンの対向輸送機構が関与していることが示された。

シソーラス用語： 散布 ,  生体輸送 ,  *樹木 ,  植物 ,  アルキルベンゼン ,  分化 ,  *グルコシド ,  リグニン ,  前駆体 ,  配糖体 ,  ピラノシド ,  不飽和アルコール ,  フェノールエーテル ,  キシレン ,  組織分化
準シソーラス用語： *木本

分類 (3件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

物質索引 (1件)： コニフェリン

タイトルに関連する用語 (6件)： 陽子 ,  コニフェリン ,  輸送 ,  木本植物 ,  キシレン ,  組織分化