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J-GLOBAL ID：201302251951204193   整理番号：13A1051732

逆音響解析を用いた音源同定の精度向上に関する研究

Precision Improvement of Identification of the Sound Source by Inverse Acoustic Analysis

著者 (2件)： 中野陽介 (首都大学東京 大学院理工学研究科) ,  吉村卓也 (首都大学東京 大学院理工学研究科)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 79  号： 801  ページ： 1495-1504 (WEB ONLY)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： この論文は逆音響解析を用いた音源同定の精度向上に関する研究を目的とする。逆音響解析とは機械が発生する音を多点で測定することにより機械の振動状態を推定する方法である。この逆音響解析では,解の唯一性が必ずしも保証されておらず,また音源同定を行う際の逆行列の不安定性が大きな問題である。そこで単純な平板モデルの音源同定について数値シミュレーションを行い,逆行列の不安定性を低減できる測定点の配置を検討した。具体的には,想定される騒音源に対して,音圧の測定点数や測定点の座標位置が音源同定の精度に及ぼす影響を調べ,さらに,限られた音圧の測定点数において,高精度な音源同定が可能となる測定条件について考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： *音響分析 ,  解析 ,  *推定 ,  改良 ,  計測 ,  シミュレーション ,  音響測定 ,  *音源位置推定 ,  数値シミュレーション ,  音圧測定 ,  多点計測
準シソーラス用語： 音響解析 ,  逆解析 ,  精度向上 ,  多点測定

分類 (1件)： 音波伝搬  (BB03030G)

引用文献 (6件)：

• (1) 河村庄造,雲丹亀正記,岩壺卓三,“音圧測定による機械の振動状態の推定(音響・振動系逆問題解析における不適切性低減手法の提案)”,日本機械学会論文集C編,Vol. 66, No. 652 (2000), pp. 99-106.
• (2) H. Defosse, F. Damagnez, M.A. Hamdi, S. Frikha, F. Ollivier, P. Varet, T. Beauvilain, “Engine noise characterization using an inverse boundary element method”, Proceedings of ISMA25, Vol.3 (2000), pp.1253-1260.
• (3) J. Liu, J. Han, D.W. Herrin, “Sound Field Reconstruction using Inverse Boundary Element Method”, Proceedings of the IMAC-XXVII, Vol.1 (2009), pp. 317-324.
• (4) Fredy Martinus, David W.Herrin, Andrew F.Seyberth, “Selecting Measurement Locations to Minimize Reconstruction Error using the Boundary Element Method”, Journal of Computational Acoustics, Vol.15, No.4 (2006), pp531-555.
• (5) T. Koizumi, N. Tsujiuchi, Y. Isome and H. Uehara, “Optimizing the Number of Measurement Points for Noise Source Identification by Inverse Boundary Element Method”, Proceedings of the ASME (2008), pp.3127-3138.

タイトルに関連する用語 (5件)： 音響解析 ,  音源 ,  同定 ,  精度向上 ,  研究