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J-GLOBAL ID:201302252410298493   整理番号:13A0985179

冬季夜温設定時期の変更がスプレーカーネーションの開花,収量および切り花形質に及ぼす影響

Effects of Changed Night Temperature Setting in Winter on the Flowering, Yield, and Form of Cut Flowers in Spray-type Carnations (Dianthus caryophyllus L.) Cultivars
著者 (5件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 89-96 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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スプレーカーネーション(Dianthus Caryophyllus L.)‘ライトピンクバーバラ’(‘LPB’)と‘チェリーテッシノ’(‘CT’)を2008年6月27日に定植,7月18日に一次摘心,9月5日に二次摘心し,11月20日に夜温10°Cで加温開始後,12月1日,1月9日および2月18日に夜温15°Cに上昇させた場合の生育,収量および切り花形質を調査した.いずれの品種も一次側枝には到花日数の差はなく,二次摘心側枝と二次側枝において夜温の違いによる影響が認められた.収穫本数は,12月1日に夜温15°Cに上昇させた区で1~3月の収穫本数が増加し,母の日までの総収穫本数も増加した.切り花長および切り花重は,夜温15°Cで減少する傾向を示した.花らい数への影響は,‘LPB’で認められ,夜温15°Cで減少する傾向を示した.側花の最大花径への影響は,‘CT’で認められ,12月1日に夜温15°Cに上昇させた区で減少した.これらの違いは切り花形質へ悪影響を与えるものではなかった.すなわち,暖地でのスプレーカーネーションの切り花栽培では,12月に夜温を10°Cから15°Cに上昇させることで,切り花形質を損なうことなく冬季の収穫本数を増加させ,母の日までの収穫本数も確保できることが明らかとなった.(著者抄録)
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分類 (1件):
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花き・花木 
引用文献 (20件):
  • 馬場富二夫・石井ちか子・石井香奈子・武藤浩志・稲葉善太郎.2010.冬季夜温の違いがスプレーカーネーションの開花,収量,切り花品質に及ぼす影響.園学研.9: 325-332.
  • 道園美弦・久松 完・大宮あけみ・柴田道夫.2010.暗期開始時の短時間昇温処理によるアフリカンマリーゴールドの開花反応促進.植物環境工学.22: 8-14.
  • 藤野守弘・藤原辰行・藤本治夫.1982.環境制御による温室カーネーション花茎品質の改善(第2報).生長と開花におよぼす低夜温と日長の影響.兵庫農総セ研報.30: 49-55.
  • 藤野守弘・柴田 進・藤本治夫.1977.カーネーションの生長と開花におよぼす夜温の影響.兵庫農総セ研報.26: 29-33.
  • Harris, G. P. and M. A. Scott. 1969. Studies on the glasshouse carnation: Effects of light and temperature on the growth and development of the flower. Ann. Bot. 33: 143-152.
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