抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
氷は蓄熱性や濃縮性から食品,水産,蓄熱空調等広く利用されるが,代表的生成方法は,固体面に固着させる方法と過冷却して微細な氷とする方法があるが,どちらも,効率や作業性,コスト或は移送性等で問題がある。本研究で,新たな金属箔ベルトを用いた製氷システムを提案,装置として構築し,試験運転をした。実験装置(2本のウレタン製ローラを傾斜配置し,冷却源である冷却板を乗せたベルトを駆動してベルト下部の水を凍らせる)と手順を説明し,実験結果を示した。製氷特性を決定する冷却板-凍結面間の接触熱抵抗の評価式や算出方法,計算結果やベルト駆動の損失動力,ベルト移動の接触熱抵抗低減等についての考察を示した。結論として「板状氷を安定かつ連続的に生成でき,冷却板温度やベルト移動速度を変えて,氷の平均厚さを任意に設定できること,接触熱抵抗はベルト移動速度が大きいほど低下すること」等を述べた。