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J-GLOBAL ID：201302252781146769   整理番号：13A0064024

高圧下のヘリウム中におけるクリストバライトの異常な挙動

Anomalous behavior of cristobalite in helium under high pressure

著者 (7件)： SATO Tomoko (Hiroshima Univ., Dep. of Earth and Planetary Systems Sci., 739-8526, Higashi-Hiroshima, JPN) ,  TAKADA Hiroto (Univ. of Tokyo, Dep. of Earth and Planetary Sci., 113-0033, Tokyo, JPN) ,  YAGI Takehiko (Univ. of Tokyo, Inst. for Solid State Physics, 277-8581, Kashiwa, JPN) ,  GOTOU Hirotada (Univ. of Tokyo, Inst. for Solid State Physics, 277-8581, Kashiwa, JPN) ,  OKADA Taku (Univ. of Tokyo, Inst. for Solid State Physics, 277-8581, Kashiwa, JPN) ,  WAKABAYASHI Daisuke (Univ. of Tokyo, Dep. of Earth and Planetary Sci., 113-0033, Tokyo, JPN) ,  FUNAMORI Nobumasa (Univ. of Tokyo, Dep. of Earth and Planetary Sci., 113-0033, Tokyo, JPN)
資料名： Physics and Chemistry of Minerals  (Physics and Chemistry of Minerals)
巻： 40  号： 1  ページ： 3-10  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： C0856A  ISSN： 0342-1791  CODEN： PCMIDU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クリストバル石のヘリウム中での高圧における挙動を粉末X線回折法により調査した。クリストバル石は,約8GPaで新しい相に変化する。この相はモル容積がクリストバル石のそれより約30%大きいと考えられ,結晶格子の空隙にヘリウム原子が溶け込んでいることを示唆している。更に加圧すると,この新しい相は約21GPaでクリストバル石X1と同様なX線回折パターンを示す異なる相に変化した。一方,この新しい相を減圧すると,約7GPaで別の新しい相に転移し,この相もモル容積がクリストバル石のそれより25%大きいと考えられる。更に減圧すると2番目の新相は約2GPaでクリストバル石IIに転移した。クリストバル石のこの様な変化に対し,石英はヘリウム中で異常な挙動を示さなかった。ヘリウム中でのクリストバル石の挙動は,その体積が石英に近くなる8GPa迄は他の媒体と変わりない。これらの結果は,ヘリウムの溶入が,密度だけでなく,SiO₄四面体の組織構造(空隙の位相幾何学)によって支配される。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ヘリウム ,  *クリストバライト ,  高圧試験 ,  X線回折 ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ

分類 (1件)： 珪酸塩鉱物  (DE08030A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高圧 ,  ヘリウム ,  クリストバライト ,  挙動