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J-GLOBAL ID：201302252906249972   整理番号：13A0738727

簡易線量計を用いた岩手県の空間放射線量率分布の推定

著者 (5件)： 築城幹典 (岩手大 農) ,  日野澤義子 (岩手大 農) ,  畑中亮 (岩手大 農) ,  菅野峻太 (岩手大 農) ,  前田武己 (岩手大 農)
資料名： システム農学  (Journal of the Japanese Agricultural Systems Society)
巻： 29  号： 2  ページ： 67-73  発行年： 2013年04月10日 
JST資料番号： L1606A  ISSN： 0913-7548  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で,岩手県においても牧草に暫定許容量を越える放射性物質が検出され,当該地域では,牧草の利用自粛や除染が行われた。そのため,2011年6月,7月に,市販の簡易線量計を使用して,自動車内と地表面での空間線量率の測定を実施し,県全域の線量率等値線マップを作成した。この結果,特定地点で,線量の高い地域が見られ,文部科学省の行った航空機モニタリングによる放射線量率マップと一致することが分かった。これにより,簡易線量計による測定においても一定の信頼性を担保できることが明らかとなった。

シソーラス用語： *線量計 ,  *岩手県 ,  *放射線量 ,  範囲 ,  *線量分布 ,  *原子炉事故 ,  図形 ,  *測定データ ,  *信頼性
準シソーラス用語： マップデータ ,  *簡易線量計 ,  空間領域 ,  *原子力発電所事故 ,  *等値線マップ ,  分布マップ

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (19件)：

• De Cort M., Dubois G., Fridman S., Germenchuk M., Izrae Y., Janssen A., Jones A., Kelly G., Knaviskova E., Matveenko I., Nazarov I., Pokumeiko Y., Sitak V., Stukin E., Tabachny L., Tsaturov Y., and Avdyushin S., 1998, Atlas of 137Cs deposition on Europe after the Chernobyl accident, Office for Official Publication of the European Communities, Luxembourg, pp. 18-25.
• 古田悦子・草間経二, 2012, 市販の簡易型線量計の性能調査, RADIOISOTOPES, Vol. 61, No. 4, pp. 185-192.
• 原子力災害対策本部, 2011, 現在の空間線量率から将来の空間線量率を予測する考え方について, 第64回原子力安全委員会資料第1-1号, 原子力災害対策本部, 東京.
• IAEA, 2010, Handbook of parameter values for the prediction of radionuclide transfer in terrestrial and freashwater environments, International Atomic Energy Agency, Vienna, pp. 39-81.
• Ihaka R., and Gentleman R., 1996, R: a language for data analysis and graphics, Journal of Computational and Graphical Statistics, Vol. 5, No.3, pp. 299-314.

タイトルに関連する用語 (6件)： 簡易 ,  線量計 ,  岩手 ,  空間放射線量率 ,  分布 ,  推定