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J-GLOBAL ID:201302253007249993   整理番号:13A1216734

コムギ(Triticum aestivum L.)における2つのアルゴノート遺伝子のクローニングと特性解析

Cloning and characterization of two Argonaute genes in wheat (Triticum aestivum L.)
著者 (8件):
資料名:
巻: 13  号: Feb  ページ: 13:18 (WEB ONLY)  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:アルゴノート蛋白質類はRNA干渉(RNAi)の主要な構成成分であり,RNA指向性サイレンシングで重要な役割を演じる。アルゴノート遺伝子の多様なクラスが植物から同定されてきており,それは発育制御に関係している。しかし,コムギ(Triticum aestivum)でのこれらの遺伝子に関しては僅かしか知られていない。結果:本研究において,アルゴノートの2つの全長cDNAをコムギからクローン化し,TaAGO1bおよびTaAGO4と命名した。TaAGO1bのcDNA長は3273塩基対であり,予測された分子量が102.10kDa~97.78kDaと等電点9.29である868アミノ酸をエンコードしていた。ゲノム解析はTaAGO1bとTaAGO4がそれぞれ20および18のイントロンを含むことを示した。蛋白質構造解析は,典型的なPAZおよびPIWIドメインがTaAGO1bとTaAGO4の両方で見出されることを示した。高度に保存されたPIWIドメインから著者らは,触媒性三連構造である機能と,RNAi機構における配列特異的切断プロセスでの重要な役割を有する保存されたAsp-Asp-His(DDH)モチーフを検出した。構造モデリングは両方のTaAGO蛋白質が特有のα/β構造をとり得ることを提示した。さらに,3つの整列したDDH残基はPIWIドメインの”slicer”サイトで空間的に相互に近接していた。発現解析では両方の遺伝子が根,茎,葉,葯,胚珠,および種子を含む植物性ならびに生殖性器官で広範に発現していることを示した。しかし,それらの発現は発芽中の胚乳組織では異なっていた。著者らは,2つのTaAGOsが生育中のコムギ植物体でも異なって発現し,またそれらの発現パターンが春化処置により多様な影響を受けるかということを知ることに興味を持った。さらなる調査はそれらが春化処置中での低温蓄積によって誘導可能であることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  分子遺伝学一般  ,  蛋白質・ペプチド一般 

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