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J-GLOBAL ID:201302253061680039   整理番号:13A1778821

海馬ニューロンにおけるシナプトポディンのエストラジオール反応はエストロゲン受容体βにより仲介される

Estradiol responsiveness of synaptopodin in hippocampal neurons is mediated by estrogen receptor β
著者 (9件):
資料名:
巻: 138  ページ: 455-461  発行年: 2013年11月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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海馬では,局所エストラジオール合成阻害はシナプス蛋白質を一貫して下方制御しているが,これまで研究されているように,シナプス蛋白質はエストラジオールによって上方制御されることが示されている。この規則に対する例外として,アクチン関連シナプス後蛋白質,シナプトポディンは解離した培養海馬ニューロンでエストラジオールに応答して下方制御されることが既に示されている。本研究では,予想外に,シナプトポディンはアロマターゼノックアウトマウスの海馬で下方制御され,そしてアロマターゼ阻害剤レトロゾールを用いてニューロンエストラジオールの合成阻害はこれらの培地でシナプトポディンを下方制御することを示した。さらに,エストラジオールおよびレトロゾールの作用は相加作用であり,利用できるリガンドと受容体間の微妙なバランスを示唆している。選択的エストロゲン受容体作動薬および拮抗薬を用いて,海馬培養物におけるシナプトポディン発現に及ぼすエストロゲン受容体サブタイプの影響を研究する結果となった。シナプトポディンのエストラジオール誘導下方制御はエストロゲン受容体βにより仲介されることが分かった。次にエストロゲン受容体βは,解離された海馬培養物でならびにアロマターゼノックアウトマウスの海馬でレトロゾールによるエストラジオール合成阻害の後,細胞内エストラジオール除去に応じて上方制御された。従って,エストロゲン受容体βとの結合によるエストラジオールの利用とエストロゲン受容体βの上方制御によるレトロゾールの利用は,シナプトポディンの下方制御を最終的にもたらすと思われる。本データから,エストラジオールに起因するシナプス可塑性は利用できるリガンドによって調節されるエストロゲン受容体サブタイプのレベルの微妙なバランスの影響を受けることを示した。その上,両方ともホメオスタシスフィードバック機構の一部であるように見える。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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性ホルモン  ,  中枢神経系  ,  細胞膜の受容体 
タイトルに関連する用語 (5件):
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