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J-GLOBAL ID:201302253117665640   整理番号:13A1778786

ヒト子宮内膜腺癌細胞における2-(ピペリジノエトキシフェニル)-3-(4-ヒドロキシフェニル)-2H-ベンゾ(b)ピランの抗増殖作用はエストロゲン受容体βおよびp21の誘発によって増強される

The anti-proliferative effect of 2-[piperidinoethoxyphenyl]-3-[4-hydroxyphenyl]-2H-benzo(b) pyran is potentiated via induction of estrogen receptor beta and p21 in human endometrial adenocarcinoma cells
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巻: 138  ページ: 123-131  発行年: 2013年11月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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子宮内膜癌の新規治療薬を開発するために,本研究所で合成されたベンゾピラン誘導体は子宮癌細胞の細胞増殖に対して著しい阻害活性を示している。本研究は,ヒト子宮内膜癌細胞においてベンゾピラン誘導体,2-(ピペリジノエトキシフェニル)-3-(4-ヒドロキシフェニル)-2H-ベンゾ(b)ピラン(K-1)のエストロゲン受容体(ER)亜型仲介作用機構を証明し,探究することを始めた。K-1はヒトERαおよびERβとエストラジオールの結合を競合的に阻害し,ヒト子宮内膜Ishikawa細胞,HEC1B細胞および初代子宮内膜腺癌細胞において増殖阻害活性を示した。COS1細胞で行った過渡的トランス活性化分析により,減少したERα-ERE仲介トランス活性化を示し,化合物により誘発されるERβ-ERE仲介トランス活性化を誘発した。COS1細胞およびIshikawa細胞でサイクリン依存性キナーゼ阻害剤(CDK1)p21WAF-1のER仲介トランス活性化を誘発した。化合物のERβ誘導作用はICI-182780によって妨げられた。子宮内膜腺癌細胞では,fos,junおよびERαの発現は著しく低下したのに対し,ERβおよびp21は発現は著しく誘発された。さらに,Ishikawa細胞で観察されたように,化合物はERα-βヘテロ二量化を促進した。これらの結果から,ベンゾピラン化合物は,その拮抗作用がヒト子宮内膜癌細胞のERαで発揮されることに加えて,ERβアゴニズム,p21の誘発およびERα-βヘテロ二量化の促進により細胞増殖を抑制することを証明した。本研究により,ベンゾピラン分子の二重作用が子宮内膜癌のERα/β陽性症例に顕著な治療的価値があると思われる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 

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