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J-GLOBAL ID：201302253129082070   整理番号：13A0991793

OHとO₃ラジカルによる2,3,7,8-TCDDの分解機構に対する量子化学研究

Quantum chemistry study on the destruction mechanism of 2,3,7,8-TCDD by OH and O₃ radicals

著者 (5件)： WEN Zhengcheng (Coll. of Sci., Hangzhou Dianzi Univ., Hangzhou 310018, CHN) ,  WANG Zhihua (State Key Lab. of Clean Energy Utilization, Zhejiang Univ., Hangzhou 310027, CHN) ,  XU Jiangrong (Coll. of Sci., Hangzhou Dianzi Univ., Hangzhou 310018, CHN) ,  LIU Yang (Coll. of Sci., Hangzhou Dianzi Univ., Hangzhou 310018, CHN) ,  CEN Kefa (State Key Lab. of Clean Energy Utilization, Zhejiang Univ., Hangzhou 310027, CHN)
資料名： Chemosphere  (Chemosphere)
巻： 92  号： 3  ページ： 293-298  発行年： 2013年07月 
JST資料番号： E0843A  ISSN： 0045-6535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： その基礎的重要性のために,OHとO₃ラジカルによる2,3,7,8-TCDDで代表されるダイオキシンの分解機構を,本報では量子化学計算を用いて詳しく調べた。理論的結果は,OHラジカルが2,3,7,8-TCDDを,2,3,7,8位置の塩素を置換して分解し,一方O₃ラジカルが2,3,7,8-TCDDを,OC結合及び芳香族環の破壊によって分解することを示した。機構研究を基に,反応の速度パラメータもまた遷移状態理論によって計算した。OHによる2,3,7,8-TCDD分解の速度定数は,O₃によるものと比較してかなり高いことが判り,OHラジカルはO₃ラジカルより2,3,7,8-TCDD分解にかなり強い能力を有することを示した。この発見は,OHとO₃ラジカルの標準電極電位と一致した。本報の理論結果は,触媒酸化技術を用いるダイオキシン除去の更なる研究の重要な理論的基礎を提供したと考えることができた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ダイオキシン類 ,  *反応機構 ,  分解反応 ,  *量子化学 ,  *ヒドロキシルラジカル ,  *オゾン ,  ラジカル反応 ,  計算 ,  遷移状態理論 ,  電極電位 ,  接触酸化 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： *分解機構 ,  量子化学計算

分類 (2件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  光化学反応,ラジカル反応  (CF02090A)

物質索引 (1件)： 2,3,7,8-TCDD

タイトルに関連する用語 (6件)： O3 ,  ラジカル ,  TCDD ,  分解 ,  量子化学 ,  研究