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J-GLOBAL ID:201302253148405026   整理番号:13A1244505

保護野菜土壌におけるホスチアゼートストレスへのコムギ胚のプロテオーム応答

Proteomic response of wheat embryos to fosthiazate stress in a protected vegetable soil
著者 (4件):
資料名:
巻: 24  号: 10  ページ: 1843-1853  発行年: 2012年 
JST資料番号: W0313A  ISSN: 1001-0742  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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広く使用される有機リン殺線虫剤ホスチアゼートによって誘発されたコムギ防御応答のプロテオーム解析を報告した。種子発芽と二次元ゲル電気泳動(2-DE)実験を,中国のコムギ品種,Zhenmai No.5を使用して実施した。根シュートの伸張は減少したが,胚でのチオバルビツール酸反応物質(TBARS)含有量は,殺虫剤濃度増加で増加した。1000以上の蛋白質スポットを,それぞれの銀付着ゲルで再現可能状態で検出した。少なくとも2倍の変化がある37蛋白質スポットを,MALDI-TOF MS/MS分析を使用して同定した。このうち,24スポットを上方制御し,13を下方制御した。同定蛋白質は,いくつかの良く知られた古典的ストレス反応性蛋白質を,非生物的または生物的ストレス下で含み,いくつかの珍しい反応性蛋白質を同様に含んでいた。10反応性蛋白質を初めてプロテオーム水準で報告した。これは,脂肪酸アシルCoAレダクターゼ,ジヒドロジピコリン酸シンターゼ,DEAD-ボックスATPアーゼ-RNAヘリカーゼ,fimbriata類似蛋白質,ろう状B1,さび病耐性キナーゼLr10,推定In2.1蛋白質,網膜細胞芽腫関連蛋白質1,花粉アレルゲン類似蛋白質,S-腺-Lメチオニン:ホスホエタノールアミンN-メチルトランスフェラーゼを含んでいた。同定蛋白質は,代謝,防衛/解毒,細胞構造/細胞成長,情報伝達/転写,光合成とエネルギーなどのいくつかの過程に関与した。7候補蛋白質を,mRNA水準でRT-PCRによってさらに分析し,転写と蛋白質蓄積型を比較し,すべての遺伝子が蛋白質水準と良く正相関していなかったことを明らかにした。これらの反応性蛋白質の同定は,植物の初期発育段階におけるホスチアゼートストレス応答の分子基盤への新しい洞察をもたらす可能性がある。また,環境に優しい農業生産のためのストレス監視またはストレス耐性作物に有用である可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
分類
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植物に対する影響  ,  麦 
物質索引 (1件):
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