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J-GLOBAL ID：201302253253776390   整理番号：13A1803283

NMR緩和基盤蛋白質配座エントロピー計測への微視洞察

Microscopic Insights into the NMR Relaxation-Based Protein Conformational Entropy Meter

著者 (3件)： KASINATH Vignesh (Univ. Pennsylvania Perelman School of Medicine, Philadelphia, USA) ,  SHARP Kim A. (Univ. Pennsylvania Perelman School of Medicine, Philadelphia, USA) ,  WAND A. Joshua (Univ. Pennsylvania Perelman School of Medicine, Philadelphia, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 135  号： 40  ページ： 15092-15100  発行年： 2013年10月09日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 配座エントロピーは蛋白質機能に寄与する潜在的に重要な熱力学的パラメーターである。その役割を理解するためには,配座エントロピーの定量計測が必要であるが,従来,その計測は困難であった。しかし最近になって,蛋白質分子認識における配座エントロピー変化の役割を定量的に測定するための方法として,NMR緩和法の利用がクローズアップされてきた。すなわち,配座エントロピー測定の代わりにそれを反映できる迅速な内部蛋白質動特性を使用する方法である。本研究では,配座動特性と配座エントロピー間の微視的関連性を様々な蛋白質(脂肪細胞脂質結合蛋白質,シトクロムc2,カルシウム飽和性カルモジュリン,卵白リゾチーム,ユビキチン,など7種類)を用いて分子動力学的シミュレーションによって調べた。その結果,何れの場合もNMR緩和由来側鎖運動と優れた相関性を示し,更に,メチル基をもつ側鎖の運動が,全側鎖配座エントロピーの優れたレポーターとして作用する他の側鎖の運動と完全に共役していることが示された。これらの結果から,NMR緩和をもとに実験的に求めることができる配座動特性データが,蛋白質配座エントロピー変化の代用として利用できることが示された。

シソーラス用語： 立体配座 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  *エントロピー ,  分子認識 ,  緩和時間 ,  タンパク質 ,  分子動力学 ,  *磁気緩和 ,  側鎖
準シソーラス用語： *NMR緩和 ,  *配座エントロピー

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (6件)： NMR緩和 ,  基盤 ,  蛋白質配座 ,  エントロピー ,  計測 ,  洞察