抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成22年1~12月に伊豆諸島海域で漁獲されたマサバ,ゴマサバについて,水揚量,魚体測定,年齢査定,標本船日報の集計を行った。ここでは漁業種類別に漁獲動向,資源水準を整理した。1)たもすくい:平成22年の伊豆諸島海域におけるたもすくい漁は1月にゴマサバを対象として,マサバ操業は表面水温が上昇した2月からそらぞれ始まった。本漁期の特徴は前年に続いて三宅島周辺海域にマサバ漁場が形成されたことで,マサバ産卵群の増加による産卵場の拡大が考えられた。マサバは尾叉長31~40cmの群が漁獲の主体となり,モードは34cmに見られた。ゴマサバは尾叉長24~35cmの群が漁獲の主体となり,モードは31cmついで27cmに見られた。2)棒受網:棒受網船は年を通じてほぼ3本,ゴマサバ主体の操業を行った。平成22年の静岡県主要4港における棒受網の水揚量はマサバが474tで前年の68%,ゴマサバが12128tで前年の137%であった。