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J-GLOBAL ID：201302253492845361   整理番号：13A1357934

原子力発電所立地による社会的影響に関する情報ニーズの変化 福島第一原子力発電所事故前後を比較して

Changing Information Needs of Social Impact of Nuclear Power Plant Siting

著者 (2件)： 柏貴子 (福井大 大学院工学研究科) ,  川本義海 (福井大 大学院工学研究科)
資料名： 日本原子力学会和文論文誌  (Transactions of the Atomic Energy Society of Japan)
巻： 12  号： 2  ページ： 128-137  発行年： 2013年06月01日 
JST資料番号： L4596A  ISSN： 1347-2879  CODEN： JNSTAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子力発電所立地による社会的影響に関する情報ニーズを福島第一原子力発電所事故前後で比較し,発電所立地に対して関心のある内容を明らかにした。原子力産業に過度に依存しない地域のあり方を考えるためには,発電所立地による生活や産業への影響といった社会的影響に関心を持つことが重要である。事故前後の情報ニーズを比較した結果,項目では「原子力に対する意識」「地域への風評被害の影響」「産業への影響」,ニーズが高まった住民は10~40代,女性,原子力発電に対し明確な態度を示さない層,知識の比較的ない層であった。住民への質問を分類,分析した結果,原子力発電所立地による地域振興策や雇用といった経済的影響,原子力発電のリスクに対する住民の主観的意見,立地による経済的,精神的メリットとデメリットに関心が向けられていることを確認できた。

シソーラス用語： 発電所 ,  *立地 ,  *原子炉事故 ,  *パブリックアクセプタンス ,  地域開発 ,  損害 ,  雇用 ,  *コミュニケーション ,  *原子力発電所 ,  地域活性化
準シソーラス用語： 福島第一原子力発電所事故 ,  *福島原発事故 ,  地域振興 ,  風評被害 ,  雇用創出 ,  *リスクコミュニケーション

分類 (1件)： 社会問題  (MA01070S)

引用文献 (7件)：

• 1) H. Kimura, C. Katsuki, H. Madarame, T. Miyazawa, Study on “Facilitation Forum” for Nuclear Energy with Social and Technological Knowledge Circulation, NV Laboratory, Feb. 2008.
• 2) Y. Tada, C. Hayashi, “A survey study about what an exhibition hall of nuclear power station should be,” INSS J., 8, 15-26 (2004).
• 3) Y. Shinoda, H. Torii, N. Yamano, Heisei 19 Nendo Oarai Fieldwork Cyosahokokusho, Tokyo Institute of Technology, Feb. 2 (2008), [in Japanese].
• 4) Heisei 22 Nendo, Genshiryokuriyo no Chishiki Fukyu Keihatsu ni Kansuru Yoronchosa, Japan Atomic Energy Relations Organization, Feb. (2010), [in Japanese].
• 5) N. Tsujikawa, S. Tsuchida, T. Shiotani, “Effects of perceptions of the necessities and anxieties associated with nuclear power on motivation for considering nuclear power generation”, Shakai-gijutu Kenkyu Ronbunshu, 8, 74-81 (2011).

タイトルに関連する用語 (5件)： 原子力発電所 ,  立地 ,  社会的影響 ,  情報ニーズ ,  福島第一原子力発電所事故