抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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葉タバコ栽培が生産調整や高齢化により減少しており,省力的で低コスト栽培の可能な代替作物が求められている。そこで,葉タバコ生産者が既に所有している機械を利用したカボチャの省力・低コスト栽培技術を開発した。技術のポイントは,(1)葉タバコ用うね立て機に溝切り用のアタッチメントを装着し,うね頂点に深さ10cmほどの植え溝を作る。(2)定植苗は本葉1.5葉展葉のセル成形苗を用い,マルチを展張後,移植器等でマルチに穴を空けて定植する。(3)高うね溝植え栽培をおこなう場合,基肥一発肥料としてLP50を主体とした緩効性肥料を10a当たり窒素成分で15kg施用する事で10a当たり約2tの収量を得られる。(4)慣行栽培に必要なトンネル資材を使用しなくても,収量は慣行栽培と同等なので低コスト化できる。以上のように,葉タバコ用うね立て機を活用したカボチャの栽培法を確立できたが,現地での普及には,初期生育の確保が課題であり,導入の際には「スーパーパセライト」等の保温効果の高い防霜資材の導入が必要であると思われる。(著者抄録)