文献
J-GLOBAL ID:201302253810252065   整理番号:13A0237703

メタボリックシンドローム患者においてプロテオームの食後変化は食事性脂肪によって変調される

Postprandial changes in the proteome are modulated by dietary fat in patients with metabolic syndrome
著者 (12件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 318-324  発行年: 2013年01月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
メタボリックシンドロームは,その病因が食習慣を含んだ遺伝的,代謝的および環境的因子との間の複雑な相互作用の結果である複合障害である。末梢血単核細胞のプロテオームについて,質の異なる脂肪を含んだ4種の食事を単回摂取した食後のプロテオームと食事の相互作用を同定することを目的とした。ランダム化比較試験は,39人のメタボリックシンドローム患者を4種の食事のいずれかに割り当ててLIPGENE研究内で行った。すなわち,高飽和脂肪酸(HSFA)食,高一価不飽和脂肪酸(HMUFA)食とn-3系PUFAまたはプラセボを補充した高(クルミの)多価不飽和脂肪酸(HPUFA)食。末梢血単核細胞の核および細胞質画分の両方のプロテオーム全体の食後変化を二次元プロテオミクスで解析した。23のタンパク質が示差的に発現した。HSFA摂取により酸化ストレス(HSPA1A,PDIA3とPSME1)とDNA損傷(SMC6)に応答するタンパク質が食後に増加した一方で,HMUFA摂取によりHSPA1AとPDIA3がアップレギュレーションされた。n-3系多価不飽和脂肪酸を含んだHPUFA食の補給は,インスリンシグナル伝達の改善に関連するプロセスであるECH1のダウンレギュレーションによってペルオキシソームのβ酸化の阻害をもたらした。結論として,HSFA食の摂取はDNA損傷と凝血状態に関わるプロテオームに有害な食後の変化を引き起こすが,このことはHMUFA食やHPUFA食の摂取に比べてHSFA食の摂取の方が食後の酸化ストレスがより高いことを反映している。また,HPUFA食への長鎖n-3系PUFAの添加は,HPUFA食と比較して,インスリンシグナル伝達が改善されて抗炎症効果を発揮すると考えられる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
代謝異常・栄養性疾患一般  ,  食用油脂,マーガリン  ,  脂質の代謝と栄養 

前のページに戻る