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J-GLOBAL ID:201302253931576852   整理番号:13A0414646

Parthenium argentatumバイオマス中の樹脂及びゴム含量の,近赤外分光分析による迅速測定

Fast determination of the resin and rubber content in Parthenium argentatum biomass using near infrared spectroscopy
著者 (7件):
資料名:
巻: 45  ページ: 44-51  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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P. argentatum(グアユールゴムノキ)は,メキシコ北部あるいは米国テキサス州南部の半乾燥地帯に自生する植物で,世界中で問題となっているラテックスアレルギー問題の解決策の一つになる,低アレルゲンラテックス原料として利用されている。本研究では,グアユールゴムノキの樹脂及びゴム含量を定量するための近赤外分光分析法について検討した。この定量法を完成するために,迅速溶媒抽出法を選定し,Soxhlet抽出法,Polytron抽出法を加えた3抽出法の最適抽出条件を求め,抽出効率を比較した。抽出処理では,まず,40°Cのアセトンで地下部バイオマスから樹脂(脂質類,テルペン類)を抽出し,次いで,残りの固形物から120°Cのヘキサンでゴムを抽出した。本試験では,フランス及びスペインにある2試験圃場産のグアユールゴムノキの植物体からバイオマス試料(幹及び枝)を120試料集め,2溶媒を用いた迅速溶媒抽出を行って,水分,樹脂,ゴムの含量を定量した。そして,全試料の近赤外分光分析の結果を記録した。2/3の試料は無作為に抽出して検量式作成用に,また残りの試料は検証用に用いた。樹脂及びゴム定量用の検量式を改変部分最小二乗法を用いて作成した。そして,この検量式の適合性を,近赤外分光分析による予測値と実測値とを比較して得た偏移率(RDPP)及びR2p値で評価した。その結果,水分含量の検量式は,RDPP)及びR2p値がそれぞれ6.91と0.98で,正確な測定が出来た。また,アセトン抽出の樹脂含量,ヘキサン抽出のゴム含量の検量式も,RDPP及びR2p値がそれぞれ4.87と0.69,4.59と0.96で高精度で,グアユールゴムノキのバイオマスの特徴を良く把握することができた。一方,この分析結果から,多変量解析手法を組み合わせた両実験室手法は,性質の異なる農業バイオマス試料の分別に利用でき,化学組成を精度良く予測できると考察された。本試験結果から,近赤外分光分析法は,グアユールゴムノキのバイオマス中の樹脂とゴムの含量の迅速定量法として有望視された。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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生体物質一般  ,  ゴム  ,  木材化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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