抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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既に,紀伊半島産(紀南海岸,大台ガ原山,吉野山,高野山)に生育する地衣類について報告して来た。今回,紀南海岸で見出されたハマキクバゴケ,ウラグロマツゲゴケ,チジレクロムカデゴケとカシゴケについて報告した。ハマキクバゴケKaroowia saxeti(S<sub>TIZENB</sub>.)H<sub>ALE</sub>は,キクバゴケ属の種に似て背面は緑黄色,しかし小型の葉状地衣類である。裂片の幅,1mm以下,長さ2mm以下であり,背面に裂芽をもつ。ウラグロマツゲゴケParmotrema ultraluscens(A<sub>CH</sub>.)M.C<sub>HOISY</sub>は,緑藻を共生藻とし,灰白色から灰緑色の葉状で,大きさは10cm以上になる。また,チジレクロムカデゴケ(新称)Phaeophyscia exornatula(ZAHLBR.)KASHIWとカシゴケCresponea proximata(N<sub>YL</sub>.)E<sub>GEA</sub> & T<sub>ORRENTE</sub>を紹介した。