抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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都市生態学を定義し,都市生態学文献の引用分析と主題分類に基づいて,その学際性を評価した。都市生態学研究者は,都市や町における人間が支配的な生態系及び動植物の分布と存在量に影響する関連したグローバルな環境変化を研究する。都市生態学の出現,進展,アプローチについて述べた。米国国立科学財団が設立したLong Term Ecological Research(LTER)Network ProgramのLTER Bibliography,2000~2011から抽出した168雑誌(LTER sample)と2010 Journal Citation Reportsの主題カテゴリ「ecology」と「marine and aquatic biology」から選別した185雑誌(freshwater sample)を,interdisciplinary indicators(Morillo et al., 2001,2003)を用いて分析した。分析結果は,都市生態学は学際的科学であることを示した。都市生態学研究者は,共通の問題の解決を目指して,データ,概念,方法論,手法の相互統合を達成するために他の領域からの研究者と交流していた。社会科学との協力は限定的であるが,このことは都市生態学が公共政策の活動領域に,今はまだ進出していないことに関連している。