抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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津波堆積物に関する最新の情報に基づき,古地震復元の試みに新たな資料と解釈を加えた。東北地方太平洋沖地震(3.11津波)は869年の貞観地震の再来であると目された。しかし過去の地震津波が地質記録に残るとした発想は,永く受入れられることはなかった。地震津波の襲来が地質記録に残るのであれば,地殻内部現象の原因が真に解明されるときまで,古地震検出の地質学的試みは有意義となる。本報告では地震津波の痕跡,日本海の古地震と古津波,堆積物の分析,津波による堆積作用,堆積イベントと古津波について考察した。