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J-GLOBAL ID：201302254862606430   整理番号：13A0731800

グリシルグリシンによる髪の配列制御と柔軟性の創出

Alignment control and softness creation in hair with glycylglycine

著者 (7件)： BREAKSPEAR Steven (Kao Corp., Tokyo) ,  FUKUHARA Masaki (Kao Corp., Tokyo) ,  ITOU Takashi (Kao Corp., Tokyo) ,  HIRANO Yuji (Kao Corp., Tokyo) ,  NOJIRI Masayoshi (Kao Corp., Tokyo) ,  KIYOMINE Akira (Kao Corp., Tokyo) ,  INOUE Shigeto (Kao Corp., Wakayama, JPN)
資料名： Journal of Cosmetic Science  (Journal of Cosmetic Science)
巻： 64  号： 1  ページ： 19-33  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： C0356A  ISSN： 1525-7886  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 頭髪の配列が,その柔軟性に及ぼす影響を調べると共に,柔軟剤であるグリシルグリシン(GG)の効果について,官能検査と物性測定(応力緩和,引張弾性率,顕微鏡観察)を実施した。先ず,ストレートヘアにカーリーヘアを0~20%混合した試料の官能検査を実施した。混合率に連れ,柔軟性が低下した。20%系をGG処理したところ,5%混合系とほぼ同等の柔軟性が得られた。つまり,GG処理は髪の配列を整え,ストレートヘアに近づける効果があることが判明した。更に,消費者が手で触って硬柔を判定するのは,歪が僅か0.5%以下であることも分かった。GG処理により,応力緩和が増加し,弾性率は低下し,ナノインデンテーションによるYoung率も低下した。その上,GG処理は毛皮質の細胞膜複合体に影響を与え,これが髪の柔軟性に寄与していることが明らかとなった。

シソーラス用語： 添加剤 ,  *ヘアケア ,  *頭髪 ,  *柔軟性 ,  柔軟剤 ,  人間 ,  原子間力顕微鏡 ,  ナノインデンテーション ,  複合体 ,  官能検査 ,  応力緩和 ,  弾性係数 ,  顕微鏡観察 ,  皮質 ,  アミノ酸 ,  カルボアミド ,  第一アミン ,  日本人 ,  引張弾性係数
準シソーラス用語： 引張弾性率 ,  細胞膜複合体 ,  毛皮質

分類 (2件)： 化粧品  (YG03030S) ,  外皮一般  (EJ11010C)

物質索引 (1件)： グリシルグリシン

タイトルに関連する用語 (4件)： グリシルグリシン ,  髪 ,  配列制御 ,  創出