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J-GLOBAL ID：201302255128210825   整理番号：13A1086118

移動細菌配置を有する膜を用いた無標識で選択的な細菌の検出

Label-Free and Selective Bacteria Detection Using a Film with Transferred Bacterial Configuration

著者 (9件)： TOKONAMI Shiho (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN) ,  NAKADOI Yu (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN) ,  TAKAHASHI Mari (Sharp Corp., Yao, JPN) ,  IKEMIZU Mugihei (Sharp Corp., Yao, JPN) ,  KADOMA Tetsuya (Sharp Corp., Yao, JPN) ,  SAIMATSU Kenta (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN) ,  DUNG Le Quynh (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN) ,  SHIIGI Hiroshi (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN) ,  NAGAOKA Tsutomu (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 85  号： 10  ページ： 4925-4929  発行年： 2013年05月21日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： キャビティー表面近くにターゲットとした細菌を濃縮できる誘電泳動を組み合わせることによって,細菌検出に分子刷り込み高分子スキームを適用できることを示した。感染症診断などに食物,臨床,環境試料中の病原菌の迅速な検出及び同定のための方法が必要であるが,培養をベースにした従来法は時間を要す。この問題を解決するために非培養ベースの方法も提案されているが,限られた試料にしか適用できない。分子刷り込み高分子が分子のためのレセプタ構築に有用なツールであることに着目して,本研究では分子刷り込み高分子技法によって桿状レセプタを調製し,分子刷り込み高分子技法と誘電泳動技法の組み合わせによって高感度で選択的な細菌検出プラットフォームを構築した。過酸化ポリピロール膜表面に移動した細菌の構造によって細菌を識別することができ,また誘電泳動と組み合わせた過酸化ポリピロール膜を用いて実時間にターゲット細菌を認識することができた。この組み合わせによれば,細菌を前処理することなく,10³CFU/mlもの低濃度の病原菌を3min以内で検出することができる。ここに提案した方法は細菌以外の種々のターゲット種の検出にも適用できるものとみられる。

シソーラス用語： *細菌 ,  *検出法 ,  *電気泳動 ,  *高分子膜 ,  *分子認識 ,  標識法 ,  誘電分極 ,  濃縮 ,  培養 ,  受容体 ,  ポリピロール ,  実時間処理 ,  緑膿菌 ,  Acinetobacter calcoaceticus ,  大腸菌 ,  霊菌 ,  選択性 ,  光学顕微鏡法 ,  共振 ,  表面構造
準シソーラス用語： Escherichia coli ,  Pseudomonas aeruginosa ,  Serratia marcescens ,  共鳴振動 ,  蛍光顕微鏡観察 ,  細菌培養 ,  迅速検査 ,  病原菌 ,  分子刷込高分子 ,  無標識 ,  *誘電泳動

分類 (4件)： 微生物検査法  (EG02020G) ,  クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  分子間相互作用  (BH07020P)

タイトルに関連する用語 (2件)： 細菌 ,  無標識