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J-GLOBAL ID：201302255283414470   整理番号：13A1307675

植物の高CO₂応答-3 高CO₂環境に対する落葉樹の応答

著者 (7件)： 小池孝良 (北大 大学院農学研究院) ,  渡辺誠 (北大 大学院農学研究院) ,  渡邊陽子 (北大 北方生物圏フィールド科セ) ,  江口則和 (北大 北方生物圏フィールド科セ) ,  高木健太郎 (北大 北方生物圏フィールド科セ) ,  佐藤冬樹 (北大 北方生物圏フィールド科セ) ,  船田良 (東京農工大 大学院農学研究院)
資料名： 化学と生物
巻： 51  号： 8  ページ： 559-565  発行年： 2013年08月01日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹木は巨大な炭素の蓄積組織である幹(シンク)を造り,光合成器官である葉(ソース)をより光環境の良い場所へ押し上げていく。環境変化に伴う森林樹木の環境応答能の解明は,地球上の炭素循環を考える上で重要である。2003年から札幌市に落葉樹11種を対象とした解放系大気CO₂増加(FACE:Free Air CO₂ Enrichment)実験を開始した。最初に,野外におけるCO₂付加実験(FACE実験)の必要性について述べた。次いで,FACE実験におけるLAIの変化とその生理生態について記した。さらに,木部の構造への影響,群落構造への影響について解説した。最後に,国境を越えてやってくる大気汚染物質オゾン(O₃)の影響について記し,今後の展望について考察した。

シソーラス用語： *樹木 ,  *二酸化炭素 ,  植物成長 ,  *栽培管理 ,  濃度 ,  大気 ,  炭素循環 ,  応答 ,  葉面積指数 ,  大気汚染物質 ,  大気オゾン ,  北海道
準シソーラス用語： *落葉樹 ,  *炭酸ガス施用 ,  二酸化炭素濃度 ,  環境応答 ,  *大気中二酸化炭素 ,  二酸化炭素増加

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (30件)：

• 小林和彦. 日本作物学会紀事. 2001, 70, 1
• 小池孝良. 植物と環境ストレス. 2006
• 小池孝良. 日経サイエンス. 2010, 2010年6月号, 112
• TISSUE, D. L. Ecology. 1987, 68, 401
• ARP, W. J. Plant Cell Environ. 1991, 14, 869

タイトルに関連する用語 (5件)： 植物 ,  CO2 ,  応答 ,  環境 ,  落葉樹