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J-GLOBAL ID：201302256155583125   整理番号：13A0520352

高速ディスプレイを実現する二軸性ネマチック相の実現

著者 (1件)： 岸川圭希 (千葉大 大学院工学研究科)
資料名： 千葉大学ベンチャービジネスラボラトリー年報  (Venture Business Laboratory, Chiba University)
号： 12  ページ： 103-105  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： L6012A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ネマチック液晶をディスプレイに使用するため,スイッチングのときの分子回転を容易にする,排除体積の小さい棒状分子を利用した二軸性ネマチック相について研究した。一軸性ネマチック相の分子間に強い面間相互作用を働かせると,分子のπ平面が一定方向に向き,二軸性ネマチック相ができる。強い面間相互作用としてペルフルオロフェニル-フェニル間の相互作用を利用し,6種類の液晶分子を設計し,合成した。フッ素化されたベンゼン環(C₆F₅基)とベンゼン環(-C₆H₄-)が1:1の比であり,分子内で,これらのπ平面が同一平面内にあることが必要である。偏光顕微鏡でネマチック相特有のシュリーレン模様を観察した。磁場中におけるX線回折で,ネマチック相で横方向の層間隔が観察され,二軸性ネマチック相が得られたことが確認できた。

シソーラス用語： 液晶ディスプレイ ,  *ネマチック相 ,  *二軸 ,  *分子回転 ,  *分子間相互作用 ,  分子設計 ,  化学合成 ,  *芳香族フッ素化合物 ,  シュリーレン法 ,  X線回折 ,  分子配向 ,  層間隔 ,  分子構造 ,  スメクチック相 ,  粘性 ,  分子振動 ,  相転移 ,  層状組織 ,  分子集合体 ,  エネルギー ,  安定化エネルギー ,  磁場配向 ,  ビフェニル化合物 ,  機械的性質
準シソーラス用語： ネマチック液晶 ,  ビフェニル誘導体 ,  *面間相互作用

分類 (4件)： ネマチック相  (BK03020W) ,  固体デバイス材料  (NC03020K) ,  表示機器  (NC06030Q) ,  芳香族単環ハロゲン化合物  (CF05030H)

物質索引 (6件)： ビス(ペンタフルオロ安息香酸)オクタフルオロビフェニル-4,4′-ジイル ,  ビス(ペンタフルオロ安息香酸)ビフェニル-4,4′-ジイル ,  ビス安息香酸オクタフルオロビフェニル-4,4′-ジイル ,  ビス安息香酸ビフェニル-4,4′-ジイル ,  ペンタフルオロ安息香酸4′-(ベンゾイルオキシ)ビフェニル-4-イル ,  ペンタフルオロ安息香酸4′-(ベンゾイルオキシ)-2,2′,3,3′,5,5′,6,6′-オクタフルオロビフェニル-4-イル

タイトルに関連する用語 (2件)： ディスプレイ ,  ネマチック相