流域の地質と地形特性を考慮したいくつかの流域における将来の貯水池堆砂の分析

KAWATA Nobuaki; YADA Mitsuyasu; YOSHINO Hideki; KANEKO Mari; FUJITA Masaharu; TAKEBAYASHI Hiroshi

文献

J-GLOBAL ID：201302256435114899 整理番号：13A0012568

流域の地質と地形特性を考慮したいくつかの流域における将来の貯水池堆砂の分析

Analysis of the Future Reservoir Sedimentation at Several Watersheds Considering the Geologic and Topographic Characteristics of the Basins

出版者サイト {{ this.onShowPLink() }} 複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=13A0012568&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=13A0012568&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=U0230A") }}

著者 (6件)： , , , , ,
資料名：
巻： 5 号： 1 ページ： 93-102 (J-STAGE) 発行年： 2012年
JST資料番号： U0230A ISSN： 1882-6547 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

日本におけるダムや貯水池の多くは30年以上運用され,そのうちのいくつかは堆砂の問題に直面している。加えて気候変動の研究と調査が進行中であり,その影響が最近明らかにされている。そこで,著者らは江頭と松木によって開発された土砂流出モデルを用いて気候変動の影響を考慮した将来の貯水池堆砂の予測を試みている。数値解析のためのダム流域の地形モデルは比較的容易に用意できるため,著者らはこれらの土砂流出モデルは使い勝手のよいモデルであると考えている。しかしながら,このモデルは山地斜面から河道への土砂供給のプロセスを含んでいない。これはこのモデルの抱える課題であり,その適用性が限定されるものであると考えられる。本論文において著者らはいくつかのダムにおける貯水池への流入量と貯水池堆砂との間の相関解析を行い,相関係数とダムの流域特性間の関係の観点からモデルの適可能用性を分析した。その結果,著者らは大規模な特定の堆積速度と貯水池流入口付近の緩やかな河床勾配がモデル適用可能性の重要な特性であるとの結論に達した。最後に著者らは,貯水池堆砂のシミュレーション解析を行い,気候変動に起因する将来の貯水池堆砂が加速することを確認した。(翻訳著者抄録)

, , , , , , , ,
,

貯水池,調整池

引用文献 (14件)：

Ashida, K. and Michiue, M. (1970): Study on the suspended sediment (1), DPRI annuals, No. 13B, pp. 233-242 (in Japanese).
Ashida, K. and Michiue, M. (1972): Study on hydraulic resistance and bed-load transport rate in alluvial streams, Proc. JSCE, No. 206, pp. 59-69 (in Japanese).
Bagnold, R. A. (1966): An approach to the sediment transport problem from general physics, USGS Prof. Paper, 422-J, pp. 1-37.
Brune, G. M. (1953): Trap efficiency of reservoirs, Trans. AGU, Vol.34-3, pp. 407-418.
Committee on Hydraulics, Japan Society of Civil Engineers (1999): Hydraulic formula, Japan Society of Civil Engineers, Tokyo, Japan, pp. 156-173 (in Japanese).

, , , ,

前のページに戻る