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J-GLOBAL ID：201302256645274953   整理番号：13A0058967

S100A6カルシウム結合蛋白質は内皮細胞周期進行および老化を調節する

The S100A6 calcium-binding protein regulates endothelial cell-cycle progression and senescence

著者 (6件)： BAO Leyuan (Univ. Leeds, GBR) ,  ODELL Adam F. (Univ. Leeds, GBR) ,  STEPHEN Sam L. (Univ. Leeds, GBR) ,  WHEATCROFT Stephen B. (Univ. Leeds, GBR) ,  WALKER John H. (Univ. Leeds, GBR) ,  PONNAMBALAM Sreenivasan (Univ. Leeds, GBR)
資料名： FEBS Journal  (FEBS Journal)
巻： 279  号： 24  ページ： 4576-4588  発行年： 2012年12月 
JST資料番号： B0206B  ISSN： 1742-464X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト内皮細胞に対して遺伝子チップアレイ解析を行うことで,内皮細胞におけるS100カルシウム結合蛋白質ファミリーの発現を調べた。内皮細胞においてS100A6,S100A10,S100A11およびS100A13が発現しており,これらのうちS100A6の発現量が最も高かった。S100A6はヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)および癌細胞株HeLaにおいて発現していたが,線維芽細胞においては発現していなかった。免疫蛍光解析からS100A6がHUVECの核および細胞質の双方に存在することが分かった。S100A6をRNAi法によりノックダウンすると,HUVECの細胞周期がG2/M期で停止した。このとき細胞周期進行に関わるサイクリン依存性キナーゼ1の量およびリン酸化量,サイクリンA1量およびサイクリンB量が減少していた。また,細胞老化のマーカーであるβ-ガラクトシダーゼの発現量が増加していた。S100A6が内皮細胞の細胞周期進行および老化の調節に寄与していると結論付けた。

シソーラス用語： *S-100タンパク質 ,  *血管内皮細胞 ,  培養細胞 ,  細胞周期 ,  *細胞老化 ,  遺伝学実験技術 ,  細胞増殖 ,  サイクリン依存性キナーゼ ,  カルシウム ,  細胞内分布
準シソーラス用語： CDK1 ,  HUVEC細胞 ,  RNAi法 ,  *S100A6

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： S100A6 ,  カルシウム結合蛋白質 ,  内皮 ,  細胞周期進行 ,  老化 ,  調節