抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは裸眼式の閉鎖空間型レーザプラズマ式3次元ディスプレイ(LPSD)SRV(Super Real Vision)-5000を開発し,毎秒50000点の解像度を実現した。本論文では,人間に静止状態を認識させるには1秒間に表示できる点の個数が制限され,スキャナの制約上点を一筆書きで等間隔に配置するので物体の特徴を効果的に表現できない課題の解決を図った。著者の1人は以前に表示可能なプラズマ発光体の個数を対象とし,限られた資源の中でより効果的な表現を実現しようとする概念「リソースアウェア・レンダリング」を提唱した。その実現方法として限られた個数でよりわかりやすく物体を描画することを目指し,物体の表面特徴量を用いて点の明度や密度を制御する手法を提案した。本手法は,1)物体の3次元ポリゴンモデルの各頂点における表面特徴量の算出,2)一筆書きデータの作成,3)特徴量の値を用いた各点の明度の変更及び輝度0による密度の変化の実現という手順をとる。また,1)~3)を事前に処理してLPSDに入力できる点列データ生成用ソフトウェアPoint Cloud Generatorを開発し,i)すべての点を同じ明度・密度で描画したもの,ii)特徴点列を明るくして特徴的でない部分の密度を間引いたものをアンケート形式,及びゲージを用いた評価実験で比較した。