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J-GLOBAL ID:201302257101600942   整理番号:13A1605361

ダイオキシン汚染による雄日本野ネズミの生殖撹乱

Dioxin pollution disrupts reproduction in male Japanese field mice
著者 (7件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 1335-1347  発行年: 2013年11月 
JST資料番号: W0694A  ISSN: 0963-9292  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ダイオキシンは奇形,薬物代謝酵素誘導,癌促進,内分泌撹乱を含む動物への様々な悪影響を引き起こす。何よりも,内分泌撹乱は,成獣の生殖を攪乱し,継代に深刻な影響を与える可能性がある。しかし,既報研究の多くがダイオキシンの種特異的蓄積の定量に留まり,野生生物に対する,生殖などのダイオキシンの生理学的影響を示していない。日本の野ネズミApodemus speciosusに対する,ダイオキシンによって生じた内分泌撹乱影響を明らかにした。ダイオキシン汚染した様々なサイトで捕獲した日本野ネズミは,肝臓にダイオキシンを高濃度に蓄積していた。ダイオキシン類,1,2,3,4,6,7,8-ヘプタクロロジベンゾ-p-ジオキシン,3,3′,4,4′,5-ペンタクロロビフェニル,1,2,3,4,6,7,8-ヘプタクロロジベンゾフラン,オクタクロロジベンゾ-p-ジオキシンは,マウス肝臓の総ダイオキシン蓄積増加に特に寄与した。日本野ネズミへの生理的影響として,高濃度のチトクロームP450 1A1(CYP1A1)mRNAとダイオキシン誘導の薬物代謝酵素が,汚染サイトのネズミ肝臓で見られた。さらに,ダイオキシン汚染サイトでは,CYP1A1発現増加と,ネズミ活性精子数の減少が同時に生じた。ネズミで観察された生殖子発生における攪乱は,ダイオキシンが日本野ネズミ生殖に悪影響するだけでなく,化学的汚染環境における一種の淘汰圧力として作用する可能性が示された。Copyright 2013 Springer Science+Business Media New York Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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その他の汚染原因物質  ,  動物に対する影響 
物質索引 (4件):
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