抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ゲリラ豪雨や竜巻など,短時間で突発的に発生する局地的な気象現象をもたらす主な原因は積乱雲であり,そのライフサイクルは10~30分程度と短い。そのため,積乱雲の盛衰を気象レーダで捉えるには,1分以内という高速で,高層までの3次元観測が求められている。このニーズに応えるため,128本のスロットアンテナによるデジタルビームフォーミング(DBF)技術を採用するとともに,垂直方向には電子走査技術を併用することで,仰角0~90°の範囲をほぼ同時に観測できるフェーズドアレイ気象レーダを開発した。これにより,半径60km,高度14kmまでの気象現象を,アンテナを方位方向に1回転させるだけで隙間なく観測できるようになり,観測に要する時間もわずか10~30秒に短縮できた。(著者抄録)