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J-GLOBAL ID：201302257823101800   整理番号：13A1763855

引張試験中のイオン照射純バナジウムにおける空洞と転位との相互作用のin-situ TEM観察

In-Situ TEM Observation of Dislocation Interaction with Cavity in Ion-Irradiated Pure Vanadium during Tensile Test

著者 (4件)： TOUGOU Kouichi (Res. Inst. of Nuclear Engineering, Univ. of Fukui) ,  NOGIWA Kimihiro (Res. Inst. of Nuclear Engineering, Univ. of Fukui) ,  SHIKATA Akihito (Res. Inst. of Nuclear Engineering, Univ. of Fukui) ,  FUKUMOTO Ken-ichi (Res. Inst. of Nuclear Engineering, Univ. of Fukui)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 54  号： 7  ページ： 1095-1101 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バナジウムにおける空洞生成に拠る硬化メカニズムを調べるために,引張試験中にヘリウムイオン照射した純バナジウムのin-situ透過型電子顕微鏡(TEM)観察を行った。ラインテンションモデルを用いて排出転位から障害物バリア強度αを計算し,純バナジウム中の空洞の障害物バリア強度はおよそ0.5-0.7の範囲と求め,その値は空洞サイズ増加に伴って僅かに増加する事を明らかにした。クロススリップおよびダブルクロススリップの発生は,転位と空洞との相互作用後に,凹凸発生を伴って起こった。転位固定部におけるクロススリップとダブルクロススリップの比率は空洞サイズ増加に伴って増加した事から,転位のクロススリップは,空洞表面における転位の局所的上昇運動により生成すると推定した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 引張試験 ,  *イオン照射 ,  *バナジウム ,  純金属 ,  *転位【結晶】 ,  相互作用 ,  その場観察 ,  透過型電子顕微鏡 ,  電子顕微鏡観察 ,  硬化 ,  放射線効果 ,  交差滑り ,  空洞 ,  ジョッグ ,  イオン ,  ヘリウム ,  依存性 ,  障害物 ,  照射硬化 ,  転位相互作用 ,  ヘリウムイオン ,  サイズ依存性 ,  *格子欠陥

分類 (2件)： 金属の格子欠陥  (BK12030F) ,  金属の放射線による構造と物性の変化  (BK16122N)

引用文献 (29件)：

• 1) G. S. Was: Fundamentals of Radiation Materials Science, Metals and Alloys, (Springer, 2007) p. 606.
• 2) K. Ochiai, H. Watanabe, T. Muroga, N. Yoshida and H. Matsui: J. Nucl. Mater. 271–272 (1999) 376–380.
• 3) P. M. Rice and S. J. Zinkle: J. Nucl. Mater. 258–263 (1998) 1414–1419.
• 4) K. Nogiwa, T. Yamamoto, K. Fukumoto, H. Matsui, Y. Nagai, K. Yubuta and M. Hasegawa: J. Nucl. Mater. 307–311 (2002) 946–950.
• 5) K. Nogiwa, N. Nita and H. Matsui: J. Nucl. Mater. 367–370 (2007) 392–398.

タイトルに関連する用語 (7件)： 引張試験 ,  イオン照射 ,  バナジウム ,  空洞 ,  転位 ,  相互作用 ,  TEM観察