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J-GLOBAL ID：201302257908168807   整理番号：13A0981101

ホウ素含有水からの焼成ドロマイト粉を用いたホウ素吸着除去および溶離回収

Boron Removal and Recovery by Adsorbing Effect of Boron on Thermally Treated Dolomite in the Water Containing Boron Ion

著者 (7件)： 栗和田穆 (東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻) ,  栗和田穆 ( 旭鉱末(株)) ,  佐瀬佐 ( 旭鉱末(株)) ,  王立邦 (東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻) ,  ドドビバジョルジ (東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻) ,  岡屋克則 (東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻) ,  藤田豊久 (東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻)
資料名： 環境資源工学  (Resources Processing)
巻： 59  号： 4  ページ： 149-154 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0195A  ISSN： 1348-6012  CODEN： KSKABH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ドロマイトはCaCO₃とMgCO₃の複塩鉱物であり,異なる脱炭酸温度を有する。ドロマイトを特定の温度で焼成すると鉱物の表面に特異な変化がみられ比表面積が増加した。本研究は水溶液からホウ素を除去および回収する目的で,異なる温度で焼成したドロマイトの応用可能性を探索するために行った。750°Cで30分焼成したドロマイトがホウ素の最も良いアフニティー吸着剤であることを確認した。吸着,および濃縮溶液からのホウ素の脱着を目的とした一連の実験は吸着容量に関して焼成したドロマイトの有効性を指摘し,それは活性炭やフライアッシュなど通常利用される吸着剤と比較して同等もしくは高かった。したがって,本研究結果は,本吸着剤が飲用水あるいは排水からホウ素を効果的に吸着することが可能であり,新たな資源物質としてホウ素の回収を可能にすることを提案した。

シソーラス用語： *焼成 ,  *熱処理 ,  か焼 ,  *ドロマイト【鉱物】 ,  *ホウ素 ,  *吸着 ,  *脱着 ,  *廃水処理 ,  比表面積 ,  脱炭酸反応 ,  *有用物質回収 ,  除去
準シソーラス用語： 溶離

分類 (2件)： その他の廃水処理・処分  (SC03070S) ,  その他の用水処理  (SC02060A)

引用文献 (3件)：

• 1. H. Polat, A. Vengosh, I. Pnkratov, M. Polat: Desalination, 164, pp. 173–188 (2004)
• 2. H.G. Wiedemann and G. Bayer: Thermochim Acta, 121, pp. 479–485 (1987)
• 3. F. Boucif, K. Marouf-Khelifa, I. Batonneau-Gener, J. Schott, A. Khelifa: Powder Technology 201, pp. 277–282 (2010)

タイトルに関連する用語 (6件)： ホウ素 ,  含有水 ,  焼成 ,  ドロマイト ,  吸着除去 ,  溶離