抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在進行中の研究プロジェクト「ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」にある人類誌の用語について,書誌学的な変遷を整理し,民族誌考古学的接近を検討し,それと先史時代人類誌の用法の違いを明らかにした。復元された対象的世界は具体的な民族誌でないこと,したがって中立的な人類誌の概念がふさわしいことを記した。古環境の復元など自然科学との緊密な協同研究で進めるプロジェクトでは,諸成果が対応しない場合,無理に人類史の復元として欠けている部分を覆う必要はない。対応関係が明確になっている部分で先史時代人類誌として,資源環境と人類の緊密な対応関係を事例研究として提出する戦略をとるほうが実践的であることを論じた。(著者抄録)